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千原ジュニア「才能は俺以上」と“同期”のチャンス大城を売り込み! 松本人志に打ち上げの場で大喜利対決を挑んで…

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.04.05 06:00FLASH編集部

千原ジュニア「才能は俺以上」と“同期”のチャンス大城を売り込み! 松本人志に打ち上げの場で大喜利対決を挑んで…

ジュニアは「 “緊張しい” は場数を踏んで克服してほしい」と、チャンスにさらなるエールを送る

 

「当時、俺は15歳で大人にナメられないようにガッチガチに構えていた。でも、14歳のチャンスは兄さんたちにかわいがられて、ネタも俺よりはるかにおもしろかったです」

 

 32年前、吉本総合芸能学院(NSC)に入学した当時を、「千原兄弟」の千原ジュニア(47)は、こう振り返る。

 

 

 彼が「チャンス」と呼ぶのは、同じNSC8期生として入学したチャンス大城(46)のことだ。近ごろでは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)などに出演する大城だが、これまではあまり日の目を見ない “地下芸人” だった。

 

「存在だけでおもしろい。彼はナチュラルボーン芸人です」と大城を評するジュニアは今回、「いい加減もっと売れてくれよ」と、彼を本誌に売り込みに来たのだ。だが、なぜ大城は売れなかったのか? 「気づいたら、チャンスがNSCからいなくなってたんですよ」とジュニアは話す。

 

 じつは、NSCを中退していた大城。しかし結局、高校卒業後の1994年に13期生としてNSCに再入学。卒業後もまったく芽が出ず、20年ほど吉本を離れて芸人を続けていた。大城がNSCに再入学したことはジュニアも知らず、2人がお笑いの舞台で再会するのは、最初に会ってから30年近くたったあとのことだった。

 

「ある日、チャンスの家に行った後輩芸人が、チャンスがつけた “採点表” を見つけたんです。彼がNSC8期生のときのもので、FUJIWARA、バッファロー吾郎が10点なのに、千原兄弟が5点って書いてあった。それを後輩が(千原)せいじにチクって、俺らのトークライブ『チハラトーク』で確かめてやろうとなったんですよ」(ジュニア)

 

 チャンス大城の名を聞いたとき、ジュニアは「懐かしいな」と感じたという。

 

「名前を聞いただけで、すぐに当時の姿・形が思い浮かんで。そこまで印象の強い芸人は2~3人です。それで彼がチハラトークに来たら、話芸で爆笑をさらったんですよ」

 

 大城が、そのときを振り返る。

 

「公民館で4~5人を前にネタをやっていたころで、もうお笑いをあきらめかけていました。それがチハラトークで400人のお客さんに爆笑してもらった。2017年7月7日、自分には “伝説” の日です(笑)。

 

『5点』は、当時の千原兄弟の笑いがあまりにも “アート” すぎて、一般には伝わらないと思ったから。その後、ジュニアさんもベタな笑いを勉強して、千原兄弟はまさに水を得た魚……って、俺が偉そうに言えることじゃない!」

 

 そこから「チハラトーク」に何度も呼ばれるようになり、2018年1月には『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)にも、ジュニアの推薦で出演した。しかし、その打ち上げで “事件” は起きた。

 

「僕は酔っぱらいすぎて、まったく記憶がないんですが、爪痕を残そうと思ったのか、『松本(人志)さん、大喜利しましょう』って言ったらしいんです。まわりは凍りついたと……(笑)。しかも、僕が答える番になったら、松本さんに『本当に憧れているんです』と、ずっと言っていたみたいです。

 

 それを後日、聞かされて『しくじった。もうアカン。芸人やめよう』と思いました。それで、ジュニアさんに挨拶しようと電話をかけたんですが、『ええよ、ええよ。そんなことより来月、俺の番組に出てくれない?』と。

 

 まだ面倒見てもらえることに自然と涙が出てきて、『真面目に芸人をやろう。お酒をやめよう』と決意しました」(大城)

 

 ジュニアも、心を入れ替えた大城を見てきた。

 

「もう3年くらい、チャンスはお酒を飲んでない。一滴も。だからこそ今がある、と本人も自覚してると思います」

 

 芸人の才能について「おもしろいやつは絶対売れる世界なんです」と、ジュニアは言う。それを、もっともっと証明してくれ!

 


写真・久保貴弘

 

(週刊FLASH 2021年4月13日号)

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