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綾野剛『アバランチ』元上司役の駿河太郎、ラスボスになりそうな大予感

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.12.06 11:00FLASH編集部

綾野剛『アバランチ』元上司役の駿河太郎、ラスボスになりそうな大予感

 

“あの男” の生存はほぼ確定。焦点はすでに敵か味方かということだろう。

 

 綾野剛主演で、非合法の手段もいとわず、警察が裁けないような巨悪に立ち向かっていく、謎の集団「アバランチ」の活躍を描いたドラマ『アバランチ』。

 

「アバランチ」のメンバーは、表向きは警視庁特別犯罪対策企画室長で「アバランチ」のリーダー・山守美智代(木村佳乃)を筆頭に、元警視庁公安部の羽生誠一(綾野)ら6人。天才ハッカーや元自衛官など秀でた能力を持ったメンツが揃っている。

 

 

 物語が終局に向かいつつある先週放送の第7話では、黒幕である内閣官房副長官・大山健吾(渡部篤郎)直轄の秘密組織「極東リサーチ」が、「アバランチ」を追い詰めていく。

 

 3年前に羽生が巻き込まれ、5人の仲間の命を失ったテロ事件は、実は大山が日本版CIA創立の布石として起こした偽装テロだった。その真相の確証を得るため、羽生が大山に加担している当時の上司を糾弾していたところ、「極東リサーチ」の狙撃手に狙われてしまう。

 

 なんとか逃げ出したが、その後、羽生が現場に残していった上着から落ちたライターを拾い上げる「極東リサーチ」のメンバーがいたのだ。

 

 そのライターは羽生のかつての先輩で、山守の婚約者だった藤田高志(駿河太郎)から譲り受けたもの。藤田は3年前の偽装テロに巻き込まれて死亡したことになっている。

 

■最終対決が大山(渡部篤郎)では盛り上がりに欠ける

 

 ライターを意味深に拾い上げた人物は顔が一切映らなかったが、死亡したと思われている藤田の可能性が濃厚だろう。

 

 藤田が死亡した3年前の偽装テロ事件は、第1話の冒頭で描かれていたため、全編を通じてかなり重要なシーンなのは想像に難くない。また、第5話では3年前のストーリーを描いており、この回で藤田と羽生の絆やライターを譲るシーンが放送された。

 

 藤田は羽生と山守という主要キャラ2人の大切な存在だったということ、要所要所の回想シーンで登場していること、どう考えてもこれらは藤田にまだ重要な役割が残されていることを示唆している。

 

 そんな藤田を象徴するようなアイテム(ライター)を謎の人物が拾い上げたのだから、“藤田生存説” が出るのは当然だ。個人的に筆者は藤田が生きているのはほぼ確定だと思っている。

 

 そのため、考察の焦点はすでに “藤田が生きているかどうか?” ではなく、“藤田が敵か味方か?” というところである。

 

 結論から言うと、藤田が敵として再登場し、しかも最後に羽生が対決するラスボス的なポジションを担うのではないかと予想している。

 

「アバランチ」が敵対する組織の黒幕は大山だが、最終話のクライマックスで羽生と大山が対峙する “絵” では意外性がない。最終話を盛り上げるためには、羽生と最後の対決を繰り広げる大山以外のキャラクターが必要で、その “ラスボス” に藤田は最適なのだ。

 

 あくまで推察だが、たとえば藤田は大山が目指す日本版CIA計画に心酔しており、その大義を貫くために羽生と山守を裏切ったなどと仮定すると話の筋は通る。

 

 もちろん、藤田は「極東リサーチ」の仲間になったフリをしているだけで、後に大山を裏切って「アバランチ」の味方になるパターンもありえるだろう。しかし筆者は、最終局面で羽生と対決するラスボスが藤田だと睨んでいる。

 

――第7話のラスト、山守のナレーションで「このとき、私たちはまだ気づいていなかった。私たちの計画に、雪崩が起き始めていることに」と語られたため、今夜放送の第8話で「アバランチ」は解体レベルの事態に陥るかもしれない。いずれにしても第8話はまだ最終話ではないため、ここからまだ二転三転ありそうだ。

 

堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

 

( SmartFLASH )

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