エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

上島竜兵、個性派俳優を目指した過去も…「『真犯人フラグ』の強羅役は難しい。だって台詞が覚えられない(笑)」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.03.13 11:00FLASH編集部

上島竜兵、個性派俳優を目指した過去も…「『真犯人フラグ』の強羅役は難しい。だって台詞が覚えられない(笑)」

結成間もないころのダチョウ倶楽部

 

■今の3人ならおもしろいことができる

 

 結成して35年を超えたダチョウ倶楽部。上島は「50歳を過ぎてから3人はさらに仲よくなっている」と言う。

 

「僕だけでしょうけど、若いときは『ダチョウ倶楽部は俺の人気で持っている』なんて勘違いすることもありました。ダチョウに依頼がきた仕事も『俺だけでいいじゃん』みたいな。だから一人で出演したときは張り切るんです。でもそれって、ほぼ空回りするものなんですよね。それがわかったのが40代でした」

 

 今は「3人ならきっとおもしろいことができる」と思っている。そして「家族より長く一緒にいる3人が揃うと、とにかく安心する」とも言う。

 

「おでん、熱湯風呂。伝統芸と呼ばれていますが、だんだん表情の作り方とか瞬間のリアクションが難しいと感じることもあります。それでもこの芸は一生続けていきます」

 

 それは志村さんから言われた “小言” を胸に刻んでいるからだ。

 

 舞台『志村魂』の前説で、「殿を探せ」「俺が」「俺が」「どーぞ、どーぞ」とお約束のネタをやっていたときのことだ。

 

「リーダー(肥後)が『ウケないから今日はやめようか』と言って、このネタをやらなかった日があったんです。そうしたら志村さんが『今日、なんでやらなかったんだ』と。

 

 リーダーが説明すると『それはダメだよ。ウケないのはちゃんとやらないからだよ。マンネリといわれるものをずっと続けるのは実力が必要だし難しいけど大切なことだよ』と。翌日、ちゃんとやったらウケました」

 

 ほろ酔いの上島は、マネージャーに「もう一杯、いい?」と聞いてグラスに焼酎を注いだ。「志村さん、今日も一緒に飲みましょう」とつぶやきながら。

 

うえしまりゅうへい
1961年1月20日生まれ 兵庫県出身 劇団青年座研究所、テアトル・エコー養成所を経て、1985年に肥後克広、寺門ジモン、南部虎弾とダチョウ倶楽部を結成。俳優としても活躍。最近のおもな出演ドラマは『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』『SUPER RICH』(ともに2021年、フジテレビ)。映画は『怪物くん』(2011年)、『決算!忠臣蔵』(2019年)ほか

 

【三と十】
住所/東京都港区麻布十番2-12-4 第2コーボービル2F
営業時間/17:00~25:00(L.O.24:00)
定休日/月曜
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により営業時間、定休日が記載と異なる場合があります。

 

写真・野澤亘伸

 

( 週刊FLASH 2022年3月22日号 )

続きを見る
12

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事