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堺正章が主演を務めた『西遊記』過酷すぎて撮影現場に「点滴」が差し入れられた!

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.11.14 11:00FLASH編集部

堺正章が主演を務めた『西遊記』過酷すぎて撮影現場に「点滴」が差し入れられた!

 

 11月5日放送の『世界一受けたい授業2時間SP』(日本テレビ)は、テレビの70年史を振り返り、バラエティ、スポーツ、ドラマ、報道など各ジャンルの『最初の〇〇』を紹介していました。

 

 同番組MC堺正章さんが過去に出演していたドラマ『西遊記』(日本テレビ系)は、中国でロケをおこなった初のテレビ番組だったそうです。大河ドラマの視聴率を超えるほどの大ヒットだった『西遊記』について、筆者は以前、孫悟空役で主演した堺さんにお話をお聞きしています。

 

 

「俺はやっぱり、夏目雅子が三蔵法師役をやったというのが大きい成功の要因だと思うよ。彼女はカネボウのキャンペーンガール出身。その当時、モデルさんがお芝居をするなんて俺たちは納得いかなくて。最初は『綺麗ならいいのか?』みたいな感じだったんだよ。

 

 だから俺は、雅子に『おまえ、セリフをちゃんと覚えられるのか?』とか言って。そしたら『大丈夫です』って、『何が大丈夫だよ』と思ったけど、すごく芝居ができる子で。

 

 西遊記が終わったら大女優になっちゃって。驚いたね。『ついて行きたいな』って思ったよ(笑)。成長が早いから、いつ何時どうなるかわからないよね。だからみんなによくしとかなくちゃ(笑)」

 

 撮影現場は過酷だったと言います。

 

「西遊記は撮影が大変でさぁ。朝5時ぐらいに起きて静岡の御殿場にロケに行って、7時から日没まで撮影。終わってその後、東京の撮影所に戻って23時とか0時まで撮ってたの。それでまた翌朝の5時出発というのが続いて、みんな疲労困憊だったんだよ。

 

 それで俺が、雅子に『明日、俺がいいものを雅子と猪八戒(西田敏行)と沙悟浄(岸部シロー)にプレゼントするよ。昼休みの飯はなしだ』って。 次の日、俺の主治医の先生に点滴を持ってきてもらって、4人で1つの楽屋で、みんなで1時間点滴を受けたのよ。点滴の差し入れ(笑)。

 

 そしたら西田敏行さんが『点滴の会を作りましょう』って言いだして、『会長は堺さんだ』と。それから3日に1回その先生に来てもらって、最後は先生も疲れて点滴やってもらって(笑)」

 

 過酷な撮影スケジュールを、演者が点滴で乗り越えていたというのも、おそらく『西遊記』が初ではないでしょうか。

 

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

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