2022年11月でもっとも反響の大きかったスクープを再掲載!
「立ち止まらず歩いてください!」
ハロウィン本番を迎えた10月31日の23時ごろ、東京・渋谷のセンター街周辺を訪れると、警察官が繰り返しアナウンスしていた。しかし、その声は届いていないのか、集まった大勢の若者たちが、路上に立ち止まっては写真を撮っていた。
そんななか、ひときわ目を引いたのが、「下着姿」と思えるほど肌を大胆に露出した女性たちだ。その数は1人や2人ではなく、彼女たちにカメラを向ける男性たちも少なくない。
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「下着ハロウィン」とでもいうべきこの状況で思い出されるのが、10月中旬の「下着ユニバ」騒動だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で女性インフルエンサーが過度な露出コスプレをして、SNSに写真を投稿したことで、「場にそぐわない」とネット上で物議を醸したのだ。
これを受け、USJの運営会社は《公序良俗に反する服装やパークにふさわしくない過度な露出はお断り、退場いただく場合があります》と、Twitterにて注意喚起をおこなう事態に。
それから数週間を経て、今度は渋谷に大量出現した「下着ハロウィン」の女性たち。蛍光色の覆面とビキニ姿に身を包んだ30代女性に話を聞くと、笑いながらこう答えた。
「この格好ですか? 海外のアーティストのマネをしました。露出が高いから、たくさん盗撮されているけど、まったく気にならないですね(笑)。自分のしたい格好を楽しんでいるって感じです」
また、友人と埼玉県から来たという18歳の女子大生は、「オオカミの仮装です」といって楽しそうに語る。
「初めて渋谷のハロウィンに来ました! コロナ禍で高校時代はぜんぜん楽しめなかったので、はっちゃけたいなっていうのが正直な感想かな。この仮装にしたのは、可愛いから(笑)。露出は多いけど、そこは気にしてないです。たくさん声をかけられますけど、ナンパ狙いでこの格好をしているわけではないですよ(笑)」
一方、3人と連絡先を交換したと話す24歳の女性留学生も。
「私は中国から来ていて、2日連続で渋谷ハロウィンに来ました。コスプレは可愛いから着ています。今日は3人の男性と連絡先を交換しました。とても楽しいです!」
この日の東京の最低気温は10.3度。「下着姿」では寒かろうに、秋の寒空をものともしない笑顔を見せていた。10月31日の渋谷には、コロナ禍で失った「非日常感」を “一肌脱いで” 取り戻したい人々が集まっていたようだ。
SmartFLASH 2022年11月1日掲載
( SmartFLASH )