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王者決まった『THE W』に高評価 「審査員」の挙動まで注目される“『M-1』流”からの方向転換が奏功
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.11 19:00 最終更新日:2022.12.11 19:06
12月10日に放送された『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』(日本テレビ系)で、お笑いコンビ「天才ピアニスト」が6代めの王者に輝いた。
結成7年めの天才ピアニストは、前回の2021年の『THE W』では、王者になったオダウエダに敗れ、準優勝。2022年は「第52回NHK上方漫才コンテスト」でも優勝を果たし、悲願の頂点を勝ち取った。
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「『THE W』はこれまで、審査結果に疑問が投げかけられることが多く、前回のオダウエダの優勝も、放送終了後に議論になっていました。決定的な票を投じたアンガールズの田中卓志さんのSNSに、視聴者からコメントが殺到する事態にもなりました。
それもあってか前回、廃止された『国民投票』が復活し、芸能人審査員の体制も、復帰した川島明(麒麟)と、新たに塚地武雅(ドランクドラゴン)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)が加わり、6人に戻っていました」(芸能ライター)
6度めの開催でも、いまだに試行錯誤を続ける『THE W』だが、今回は好意的な意見が多かったようだ。とくにSNS上で聞かれたのが「審査員」と「カメラワーク」に関する声だ。
《THE W、審査員の表情にスイッチャーが入らなくて素晴らしいという感想…KOCもM-1もそうしてほしい……》
《ネタ中に審査員と観覧のお客さんの顔、ほとんど抜いてなかった気がする。他のコンテスト番組もそうしたらいいのにネ》
《お笑いの賞レースってネタ中に審査員の顔が抜かれるイメージあるけと、THE Wはそんなこともないねんな ネタに集中できていいね》
『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)、『キングオブコント』(TBS系)といったお笑い賞レース番組といえば、その結果だけでなく、審査員のコメントや採点も、注目を集めるものだ。
「始まったばかりの『M-1』に関しては、誰がチャンピオンになるかよりも、審査員の松本人志さんが何を言うか、誰に高得点を付けるかということにも大きな注目が集まっていました。
それを逆手に取ったのか、出場者がネタを披露しているときに、審査員の表情をカメラで抜くことを『M-1』は意識しておこなっているんです。
お笑い賞レース番組は『M-1』に追随、踏襲する形で増えていきました。『THE W』も第1回、第2回では、副音声で松本さんが登場して、各組のネタにコメントをしていたんです。
そこから大きく方針転換したのは、ほかのお笑い賞レース番組との決定的な違いといえるでしょう」(前出・芸能ライター)
かたや『M-1』も“引退”した上沼恵美子とオール巨人に代わって、山田邦子と博多大吉が新たに審査員に就任することが発表された。
審査員ひとつとってもこれだけ議論が生まれるのだから、お笑い賞レースの影響力はすさまじいものだといえよう。
( SmartFLASH )