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香川照之、復帰した歌舞伎役者の未来も暗雲? 難色示す梨園の本音「問題児は海老蔵で懲りた」【2022年・注目の人】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.12.16 06:00 最終更新日:2022.12.16 06:00
■梨園の重鎮は「今後も率先して起用していくのは……」と難色
多くの人が、年内の復帰はないだろうと思っていた矢先、彼に手を差し伸べたのが、市川團十郎(45)だった。
「團十郎さんが松竹に『どうにかして、彼を出してやってくれないか……』と掛け合ったことで、今回の復帰が実現したというのです。というのも中車さんの屋号『澤瀉屋(おもだかや)』は、市川宗家の弟子筋。團十郎さんは年齢こそ下ですが、いわば“後見人”のような立場にあります。実際に、香川さんは2006年に映画『出口のない海』で團十郎さんと共演した際、息子・團子さんともども歌舞伎界入りを相談したとも言われています。
いっぽうで、團十郎さんも過去に“お酒の失敗”を経験しています。まだ市川海老蔵の名前だった2010年、酒席のトラブルが原因で暴行を受け、活動自粛を余儀なくされました。そうした同じ傷を抱える身ということもあってか、積極的にサポートしているようです。周囲もその思いを感じ取っていて、現場では中車さんのトラブルに関する話題は、不思議なくらい聞こえてこないですね」(梨園関係者)
これで、市川中車としての未来は安泰か……と思いきや、裏側では暗雲が立ち込めているという。別の歌舞伎関係者がこう打ち明ける。
「梨園の重鎮からは『今後も率先して起用していくのは……』と、難色を示す声が上がっています。やっぱり伝統芸能ですからね。『問題児は海老蔵でもう懲りた』というのが本音だそうです。そのため、松竹としても、積極的に起用する感じにはならないのではないでしょうか」
まだまだ一筋縄ではいかない、香川の“茨の道”。市川中車としての復帰舞台の反響が、今後の明暗を分けることになりそうだ。
( SmartFLASH )