一世を風靡したあの2組は、人気絶頂当時、現在の凋落を予想できていただろうか。
作家の阿川佐和子が、12月25日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に出演。消えた芸人について言及したことが話題を呼んでいる。
番組のオープニングで、先日おこなわれた『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の話題に。優勝したウエストランドについて、ビートたけしが「1年間はどうにか今までの(苦労した)ぶんの影響はあるからがんばってほしい」とエールを送りつつ、「とにかく実力がないと。うまいのが並ぶ、そこに入ってくるのが大変」と、芸能界で生き残る難しさを語った。
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すると、阿川が、「この番組で前にバズーカなんとかいう……ものすごく売れてるときに『君たちも先が短いね』ってたけしさんがおっしゃってて。『言わないでください』って怒ってらしたけど、いなくなっちゃったね」とコメント。
多くの視聴者が、2014~15年にかけてテレビを賑わせた『8.6秒バズーカー』を思い浮かべたようだ。
「『ラッスンゴレライ』でブレイクした2人ですが、今では “消えた芸人” として、時折ネットニュースになるくらい。はまやねんのほうは、3月から『キッチンカー』を始め、現在は月90万円の収入があるほど成功しているようです。
相方の田中シングルは、一時期、DJとして活動した時期もあったようですが、近年はタナカシングルと改名し、今年2月に解散した吉本坂46のメンバーとしての活動が主でした。
コンビとしても、昨年『もち米カンケイナイ』『お風呂が沸きました』なる新作リズムネタを立て続けに投稿していますが、いずれも再生回数は1万台にとどまっています」(芸能ライター)
一方、8.6秒バズーカーからさらに連想され、同時期に「あったかいんだからぁ」の歌ネタでブレイクし、比較されることも多かったお笑いコンビ『クマムシ』の現在地について気になった人も。しかし、こちらは “消えた芸人” としてすら扱われていない状況だという。
「現在は、“あったかくないほう” の佐藤大樹が富山出身という縁で、北陸の番組でコメンテーターを務めており、キー局では姿を見ないものの “消えた” とまでは言えない中途半端な状況。先日は、佐藤が出演したABEMAの合コン番組で見事カップル成立となり、久々に話題となりました。
相方の長谷川俊輔のほうは、YouTubeチャンネルで『あったかいんだからぁ』をレゲエバージョンやアカペラで披露するなど、かつての栄光にすがった動画が目立つも、再生回数は100~200回程度のものも多く、チャンネル登録者数は1480人と底辺YouTuberと化しています。一応、今年の『M-1』の予選には出場したようですが……」(前出・芸能ライター)
ウエストランドに向けた「とにかく実力がないと」というたけしの言葉、この2組を見れば、存外重たいようだ。
( SmartFLASH )