上戸彩　家族を持ち訪れた仕事への変化「子供に寂しい思いさせないよう話し合う」

「若いときとくらべると、実生活と仕事のバランスを大事にしていますね」

　デビュー以来、仕事に邁進し、トップを走り続けてきた上戸彩。結婚し、家族ができたことにより、その姿勢が変わってきたと言う。

「私にとって仕事って、結局は自分がやりたくてやっていることでしかないので、家族を振り回さないように、ということは思っています。自分は第一に母親なので、子供たちのことがやっぱりいちばん。寂しい思いをさせすぎないように気をつけて、家族みんなで話し合いながら、仕事について決めています。

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　自分だけのための時間はなかなか取れないですけど、だからこそ、ふと時間が空いてマッサージに行けたりするとめちゃくちゃ嬉しいです」

　そう語る彼女の2023年最初の作品が、池井戸潤原作の映画『シャイロックの子供たち』（2月17日公開）だ。メガバンクの小さな支店で起きた現金紛失事件の真相を探る3人の支店行員の一人、北川愛理を演じている。

「池井戸作品にまた携われることが嬉しいですし、光栄です。愛理は銀行に勤めるふつうの女性だと思うので、キャラクターを作りすぎず臨みました。主人公の西木（阿部サダヲ）や田端（玉森裕太）と問題解決をしていくシーンがたくさんあって、出演できてよかったですね。作品を通して、お金の恐ろしさ、大金を前にしたときにどう心が動くのかということを伝えられればと思います」

うえとあや
37歳　1985年9月14日生まれ　東京都出身　T162　2000年、俳優デビュー。以降、ドラマや映画、CMに数多く出演。映画『シャイロックの子供たち』（2月17日公開）では、メガバンクで起きた事件の真相を探る北川愛理を演じている。そのほか最新情報は、公式サイト（https://www.oscarpro.co.jp/talent/ueto/）にて

写真・中村和孝
スタイリスト・宮澤敬子
ヘアメイク・中谷圭子

( 週刊FLASH 2023年1月24日号 )