エンタメ・アイドル
ひろゆき氏も「やる気のある無能は危険」と言及…『正直不動産』藤原課長が重視する「モルトケの法則」とは?
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.14 17:03 最終更新日:2023.03.14 17:53
※この記事は漫画『正直不動産』最新話のネタバレを含みます
新年度を前に人事異動が活発化するこの時期、どんな部下を登用すべきか頭を悩ませているトップも多いことだろう。
そんななか、参考となりそうなのが『ビッグコミック』で連載中の人気漫画『正直不動産』の一コマだ。山下智久主演でドラマ化もされた同作だが、3月10日発売号に掲載された第137話で、主人公で登坂不動産の営業・永瀬財地と、ヒロイン・月下咲良から自身の方針に反抗された上司・藤原課長が持ち出したのが「モルトケの法則」だった。
【関連記事:論破王ひろゆき、ついに賠償金を払う「60万円振り込んできた」当事者が顛末明かす】
モルトケは旧ドイツ帝国の英雄であり、鉄血宰相ビスマルクの下で参謀総長を勤めげた人物。モルトケは部下登用の考え方について、以下の4つに分類している。
(A)能力は低い、意欲の低い部下
(B)能力は高い、意欲の低い部下
(C)能力は低い、意欲の高い部下
(D)能力は高い、意欲の高い部下
モルトケは登用するべき優先順位をB、A、D、Cの順だと述べている。もともとは軍事での話だが、この法則はしばしば組織論に用いられることも多い。
順位の理由については、
・(B)は命令に従順であり、確実に業務を遂行する
・(A)は業務上扱いやすい
・(D)は上司と対立する可能性があり扱いにくい
・(C)は意欲だけが空回りしてしまう可能性がある
とされている。
「作中で、藤原課長は『月下くんは完全に(C)タイプだ』と諭します。確かに、月下はカスタマーファーストという理想を掲げるも、営業としての結果はあまり残しておらず、会社への貢献度が低い。
藤原課長にも反論できず、言葉を飲み込んでしまいます。一般的な感覚であれば、やる気はあったほうがいいように思いますが、やる気がない有能はラクをしようと新たな発明を生み出すことがあり、幹部向きだとされているようです。
一方で、(A)は現場リーダー向きとされ、永瀬はまさに(A)タイプのキャラですから、納得させられる部分も多いですね」(サブカルライター)
(C)タイプについては、実業家のひろゆき氏も、以前、『ダイヤモンドオンライン』のインタビューで、「やる気のない無能より、やる気のある無能のほうが危険」と警鐘を鳴らしている。
「ひろゆき氏は、やる気がある人が兵隊として働いて、やる気のない人は幹部候補になるか無能のまま去っていくかの2つのパターンいたほうがいいと断言しています。
『やる気のない無能』は考え方を変える余地があるのに対し、『やる気のある無能』は頑張り方を変えないといけないと指摘。とりわけ、『努力とか精神論でやってのけるタイプ』は要注意だと語っています」(前出・サブカルライター)
部下がどのタイプか観察してみると、組織づくりの参考になるかもしれない。
( SmartFLASH )