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ASKAがボクシングイベントでヒット曲熱唱もCHAGE不在でファンからの不満 古舘伊知郎も臨む「復活」の日

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.04.18 15:20FLASH編集部

ASKAがボクシングイベントでヒット曲熱唱もCHAGE不在でファンからの不満 古舘伊知郎も臨む「復活」の日

 

 4月16日、元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏プロデュースによるボクシングイベント『3150FIGHT vol.5』が東京・代々木第二体育館でおこなわれ、ハーフタイムにシンガー・ソングライターのASKA(65)が登場。CHAGE and ASKA(以下「チャゲアス」)時代のヒットナンバー3曲を熱唱し、会場を盛り上げる一幕があった。

 

 第5試合終了後のハーフタイムにリングに上がったASKAは、チャゲアスの人気ナンバー『PRIDE』や『太陽と埃の中で』、そして、シングル売上枚数がダブルミリオンを記録した大ヒット曲『YAH YAH YAH』を熱唱。亀田興毅氏と一緒にノリノリで拳を突き上げながらデュエットするシーンも飛び出した。自身のソロライブ以外では久々に見るASKAのパフォーマンスに、全盛期の熱心なチャゲアスファンからは、ネット上で、

 

 

《ASKAさんが一人で歌えば歌う程CHAGEさんの凄さと唯一無二のデュオであったんだと再認識をさせられます》

 

《なんかASKA本人が唄ってるハズなのにCHAGEが居ないと気の抜けた炭酸飲料みたいに心になんの感動も沸かない味気無い唄になっちまったな》

 

《ドラマの主題歌だったし今でもカラオケで歌うと盛り上がる一曲。しかしやはり歌っている姿は一人ではなく二人が良いに決まっている。また復活してほしい》

 

 など、本来、ASKAの横に立っていたはずのCHAGEの不在を嘆く声も多く挙がった。その一方では、この日披露した3曲すべてがASKAの作詞・作曲によるため、

 

《ほとんどがアスカの作詞作曲だろ。本人の自由だろ》

 

 という意見も挙がっていた。

 

 高校の同級生だったCHAGEと組んで1979年にデビューし、その後も数々のヒット曲を生み出してきたチャゲアス。1990年代には『SAY YES』『YAH YAH YAH』のダブルミリオンを含むミリオンヒットを連発し、初の海外ツアーや、1996年にはアジア初のアーティストとして『MTV Unplugged』に出演するなど、キャリアの絶頂期にあった。その後、2人は、お互いのソロ活動への専念、何度かのチャゲアス活動再開を経て(2007年のライブが最後)、2009年に無期限の活動休止を発表。現在までデュオとしての活動が止まったままだ。

 

 2013年1月には公式サイトで活動再開が発表されたこともあったが、ASKAの体調不良による復活ライブの延期、週刊文春によるASKAの薬物使用疑惑報道、ASKAの活動自粛などを経て、翌年2014年にASKAが覚醒剤取締法違反で逮捕(懲役3年執行猶予4年の有罪判決)されたことで、いろいろと事態を複雑にしてしまった。

 

 2009年の活動休止発表時、表向きの理由は、お互いがソロ活動に専念するためだった。しかし、ASKAの逮捕後、CHAGEは当時からASKAに「もう変なものやめろよ!」と注意を繰り返し、会うたびに衝突していたという話や、殴り合いの喧嘩が何回もあったなど、さまざまな話が各マスコミに報じられていた。

 

 2016年7月にフジテレビ系「バイキング」でCHAGEとASKAの確執が報じられた際、ASKAは放送後、ブログで《たとえ、僕がCHAGEを殴ったとしても、CHAGEが、殴り返すことなどありません。平和なヤツですから。僕に闘争心を向けることはありません》と述べた。当時、ASKAのこのコメントに、違和感を覚えたファンは少なくなかったという。

 

 そんななか、ASKAは2017年に自主レーベルを立ち上げると、本格的に音楽活動を再開。ファンからはチャゲアス再開を望む声も多く挙がっていたが、ASKAは2019年8月25日、自身のブログで、チャゲアスからの脱退を一方的に発表。一夜明けてCHAGEは自身のファンクラブ上で、ASKAから8月23日に脱退を告げる書面が届いたことを明かし、

 

《彼の思いは「彼の考え」である事に間違いありません。そして誰が何を言っても「覆る」事はないのでしょう」》

 

《内容に関しては二人だけが共有し理解すればいいことですのでお伝えすることはできませんが、各々がソロ活動をやればやるほど、CHAGE and ASKA復活論が熱望される状況下に戸惑いが生じているのは僕もそうですし、彼もそうなのでしょう。

 

 ならば今、僕の意思に関わらずこのような状況になったことすらも前向きに捉え、ソロ活動に邁進出来る今の環境を僕自身も真摯に受け入れようと思います》

 

 などのコメントを発表。2人の復活はまた遠のいてしまった。

 

 その後、チャゲアスファン最大の関心事にASKAが言及したのは、2022年6月13日、ASKAがYouTubeの古舘伊知郎チャンネルに出演したときのことだ。ASKAと気心の知れた古舘が「チャゲアス復活の可能性」について切り込むと、ASKAは「いま、僕らがどこかでやることは面白いと思っている」としながらも、CHAGEの電話番号も知らないので連絡ができない、2人になる機会がないと発言。一方で、「ここまで来ちゃってるけど、お前(CHAGE)、そんなこと言ってる年じゃないぞと。もう64、65になって、お前、あと何年、声出るんだと。っていうとこはね、やっぱ突きつけたいですよね。僕は自分で突きつけてるから。あいつも同じように自分に突きつけなきゃダメ」と語った。

 

 この発言を受けて古舘が、「じゃ、今後の話し合い次第によってはCHAGE and ASKA、復活したステージが観られるんじゃないかと思ってていいの? 我々ファン側は」と聞くと、ASKAは2人の間に壁が多過ぎるとしながらも、最後は「自分を出せないで苦しかったお互いがあったから、それでも我慢し合えてた時期があったかもしれない。いまはあのときの気持ちに立ち返って“いまは何やりたい”っていうときに、これ(復活)があれば形になりますよね。僕もかたくななとき、ありましたけど、いま(CHAGEは)もっとかたくなだから。それを解していくのが、僕の役目かもしれないですね」と、含みを残すように語っていた。

 

 あれから、もうすぐ1年。最近のASKAはTwitterなどでの過激発言も多く、ファンからは

 

《ASKAは変わってしまった。歌い方とかそんなレベルではなく、人として》

 

 などの声も聞かれる。

 

 その圧倒的な歌唱力はいまもって健在のASKA。一方のCHAGEはまるで「チャゲアスは過去のこと」と完全に吹っ切ったかのように、マイペースに活動を続けているように見える。古舘伊知郎に「唯一無二の素晴らしいユニット」と言わしめたチャゲアスの復活は、あるのだろうか。

( SmartFLASH )

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