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鈴木砂羽、50歳を迎えて気づいた境地「鎧は少しずつ剥がしてこのままの自分で生きていく」

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.08.06 11:00FLASH編集部

鈴木砂羽、50歳を迎えて気づいた境地「鎧は少しずつ剥がしてこのままの自分で生きていく」

鈴木砂羽

 

 ただ、鈴木砂羽の知名度は上がって仕事も増えたんだけど、今度はまた自分を偽って『芸能人・鈴木砂羽』を作ってしまって。プライベートと仕事のバランスも難しかった。プロデュースした舞台で問題が起きたり、離婚が問題になったり。『一生懸命やってるのにどうして?』という感じで、自我が自分の中で暴れまくっていました」

 

 40代後半から考えたことは「自分に帰ること」だった。長年所属したホリプロを退社。今年4月に新事務所「MONDAY」を立ち上げた。

 

「誰の目でも誰の評価でもない、自分で自分を認められることが私には必要だったんだということに、40代後半で気がつきました。

 

 若いころはいろいろな経験をインプットしていく人生だったけど、これからは本来の自分に帰る、削ぎ落としてどんどん軽くしていく作業。鎧は少しずつ剥がして、このままの自分をまるごと受け入れる。

 

 私を必要としてくれる作品があるなら、自分の血肉を与えたい。演じるとは、俳優としての生き様。これからも芝居を通して自分の魂を燃やしていきたいですね。

 

 んん、私、かっこいいことばっかり言ってるな(笑)。ホルモンを焼いている時間って、人生を語るのにやっぱりちょうどいい」

 

 ホルモンを網にのせ、焼き将軍に戻った。

 

すずきさわ
1972年9月20日生まれ 静岡県出身 1994年に映画『愛の新世界』で主演デビュー。同作品で第37回ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。その後、ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日)のほか、映画やドラマ、舞台などに出演。2001年からは「YOUNG YOU」(集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃん!!」を連載。2012年には初エッセイ『女優激場』(ワニブックス)を上梓するなど、多彩な才能を発揮。2021年7月にホリプロを退社し、2023年4月に新事務所「MONDAY」を設立

 

【ホルモン焼 かっぱ】
住所/東京都品川区小山6-2-3 
営業時間/17:00~23:00(L.O.22:30)
※現在休業中。10月より再開予定

 

写真・木村哲夫

( 週刊FLASH 2023年8月15日号 )

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