ハロプロ25周年ライブで辻希美が「加護の代役」にファン感動…芸能人生は“追加合格”から「ダブルユー」活動停止を乗り越え

 

　9月9日、10日と2日間にわたって「ハロー！プロジェクト」の25周年を記念したコンサート「Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT」が開催された。

 

　かつて、20周年記念の際にもOGが多数集結するコンサートが開催されたが、今回も中澤裕子、保田圭、矢口真里、市井紗耶香、石川梨華、高橋愛、紺野あさ美、道重さゆみ、田中れいな、といった元モーニング娘。メンバーらが集結した。

 

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「25年の歴史を振り返るのにふさわしい豪華な面々でしたが、今回もっとも注目を集めたのは、10日に出演した辻希美さんだったのではないでしょうか。

 

　加護亜依さんとのユニット『W（ダブルユー）』の曲『サウスポー』を現役メンバーと披露すると、今度は矢口さんらと『ミニモニ。ジャンケンぴょん！』を歌い上げました。

 

　さらには矢口さん、石川さんらが所属していた『タンポポ』の楽曲『恋をしちゃいました』では、加護さんの代役で登場。

 

　まさに八面六臂の活躍で、コンサートの話題をかっさらった印象です」（芸能記者）

 

　コンサートを観たファンからは、SNS上で辻の活躍を称える声があふれていた。

 

《辻ちゃんの何がすごいって娘と同い年の現役ちゃんと踊って歌って違和感ないのよ…》

 

《イントロ流れて加護ポジにいるのが辻さんってわかった瞬間、20数年越しにタンポポ加入できたんだーって泣いちゃった》

 

《ずっとタンポポに入りたいと言ってた辻ちゃんが加護ちゃんの代わりに歌ってるのを観ると、グッときちゃう》

 

《辻ちゃん昨日ダブルユー、ミニモニ。、タンポポ、モーニング娘。で4回衣装チェンジしてんの忙し過ぎ》

 

　今回、辻が“代役”を務めた加護は、2023年8月に本誌の報道で、指定暴力団「稲川会」の現役幹部との“韓国カジノ旅行写真”が明らかになっていた。

 

　加護のX（旧Twitter）は、8月22日に「世間をお騒がせしている件について。」と題したYouTube動画を添付した投稿をして以降更新がなく、ほかのSNSなどでも、今回の25周年コンサートについてはとくに言及していない。

 

　加護と同期で始まった辻のアイドル人生について、専門誌ライターが語る。

 

「コンサートで、本人も『タンポポにもプッチモニにも入れなかったので、いつでも入れるように練習していた』と、悲願の出演だったことを話していたように、辻さんは当初から順風満帆なアイドル人生だったわけではありません。

 

　2000年4月のモーニング娘。の第3回追加オーディションでは、石川梨華さん、吉澤ひとみさん、加護さんの3人で“予定枠”が埋まっていたものの、つんく♂さんの推薦があって、追加合格の形でした。

 

　実際に、同期の石川さんと加護さんが、2000年6月に『タンポポ』、吉沢さんが2000年7月に『プッチモニ』と既存グループに新規加入するなか、辻さんが加入したのは番組派生ともいえる新ユニットの『ミニモニ。』と、“最後尾”からスタートしたようなものです」

 

　スタートでは出遅れたものの、辻はモー娘。加入当初から、ファンからの声援が多かった。

 

「辻さんはモー娘。内でも人気メンバーになり、2004年に加護さんと結成した『W』で『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、アイドルとして不動の地位を確立しつつありました。

 

　しかし、そこで起きたのが加護さんの未成年喫煙騒動。これで『W』は活動停止となり、正式発表がないまま事実上の解散となりました。

 

　アイドルとしての活動が“行き止まり”状態となったところで、活路を見出したのが、夫・杉浦太陽との結婚後のママタレとしてのポジションでした」（同前）

 

　今回のコンサートは、アイドルデビューから23年たって、つねに第一線で活躍を続けている辻への“ご褒美”の舞台だったのかもしれない。

 

　真面目な人間は、きちんと報われるということか――。

( SmartFLASH )