《18歳以上しか免許が取れないように、一定の年齢で強制的に免許を返納するほうがいいと思う。「高齢でも運転能力がある人もいる」のであれば、16歳でも普通車を運転する能力がある人は居ますよ》
実業家のひろゆき氏が10月18日、自身のXを更新。北海道釧路市で77歳男性が運転する車で4歳女児と母親をはね、女児が死亡したというニュース記事を引用し、運転免許制度に言及した。ひろゆき氏は続けて
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《高齢者が「車がないと暮らせない」と言っても、生きてれば運転出来なくなる日は必ず来ます。免許の認知検査の結果「今日から運転出来ません」と言われ、生活を突然変えるよりも、強制免許返納年齢を法で決めて時間をかけて準備する方が楽です。いつかは、誰しも運転しない生活をすることになります》
と、持論を展開した。この「運転免許定年制」に対し、
《都会は車が無くても不便はないけど、田舎は家族全員が車を持つほど不便です》
といった否定的な意見も見られたが、ほとんどは賛同の意を示す投稿が寄せられた。
《ホント!それ 80オーバーの父親に免許返納してほしくて何度も説得してますが、横から母親に私の負担が増えるからと。。。手伝えることはやるからと言っても聞かない。法律で決めてほしい》
《賛成です 前もって車のない生活ができる様に準備しておけば良いと思います 本当に、いつかは必ず運転出来なくなりますからね》
《年齢で一律返納にした方が自分はまだ運転できる!ってプライドが関係なくなるし、まだ返納年齢に達しない世代は心の準備もできますね》
そのほか、ライドシェアの導入や、安く利用できるタクシーの提案をはじめとした、交通整備の手段を求める声なども見られた。
「高齢者ドライバーによる事故が多発するなか、国土交通省は、過疎地での個人タクシー営業を認め、運転手は80歳までOKとする方針を明らかにしています。個人タクシーは、人口30万人以上の地域で75歳まで、というのがこれまでの決まりです。過疎地の交通確保が目的ですが、さすがに時代に逆行するのではという批判も多数あります(週刊誌記者)
ひろゆき氏はこの話題にも触れ
《Uberのような個人配車を合法にすれば良いだけ。タクシーを選ぶか、個人配車を選ぶか?は利用者が判断すれば良い。タクシー会社の既得権益のために、高齢ドライバーを増やすという悪手》(10/11のXより)
と指摘している。一般ドライバーが自家用車で乗客を有償で送迎する「ライドシェア」は世界各国で普及し、日本でも導入を求める意見が多い。だが、強固に反対する人たちが……。
自民党の「タクシー・ハイヤー議員連盟」は10月17日に総会を開き、ライドシェアについて議論したが、議連幹事長の盛山正仁文部科学相は「安易なライドシェアを認めるわけにはいかない」と、断固として認めない姿勢を明らかにしている。
警視庁の統計によると、2022年に運転免許を自主返納した75歳以上は27万3206人。近年は毎年30万人前後の75歳以上が自主返納している。とはいえ、免許を持つ高齢者の数は増えているのが実情だ。2022年の時点で運転免許を持つ75歳以上は666万5052人。2021年から56万人以上、9.3%も増加しているのだ。
ひろゆき氏の意見には
《高齢者の票を集められないから高齢者にマイナスな政策は打たないんだろうか..》
と、実現に懐疑的な声もあるが、早急に手を打つべきではないか。
( SmartFLASH )