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「地獄の釜が開いてしまった」市川猿之助に懲役3年求刑「歌舞伎で償いたい」との発言に集まる違和感「自分勝手すぎる」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.20 20:45 最終更新日:2023.10.20 20:45

「地獄の釜が開いてしまった」市川猿之助に懲役3年求刑「歌舞伎で償いたい」との発言に集まる違和感「自分勝手すぎる」

7月31日、保釈された市川猿之助被告

 

「ビニール袋をかぶせた」という衝撃の供述もあった “一家心中騒動” から5カ月――。両親に対する自殺ほう助の罪に問われていた歌舞伎俳優市川猿之助被告(47)の初公判が、10月20日、東京地裁で開かれた。

 

 検察側は、起訴内容について「間違いありません」と認めた猿之助被告に対して、懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予つき判決を求めた。

 

 2023年5月17日、都内の自宅で、父・市川段四郎さんと母・延子さんに向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたという自殺ほう助の罪に問われた猿之助被告。白いYシャツに紺ネクタイのスーツ姿で出廷し、裁判長から職業を聞かれると「歌舞伎俳優です」と返答したという。

 

 

 セクハラ・パワハラ疑惑などの報道を苦にして、一家心中騒動をはかったと見られる猿之助被告。検察側の冒頭陳述では、記事が出ると知った猿之助被告が、父と母に「『(自分が)死ぬしかない』と伝えたところ、母から『あなただけを逝かせるわけにはいかない。一緒についていく』と言われ、父からも『うん』と言われて3人で自殺することになった」と、事件の経緯が明かされた。

 

 検察側から「両親は自殺の意思を有しておらず、猿之助被告に誘発された」などと指摘された猿之助被告は、「両親や支えてくれている関係者に傷をつけた。申し訳ないことをした」と謝罪。一方で、「自分には歌舞伎しかない。許されるのであれば、舞台に立ちたい。歌舞伎で償っていきたい」とも語ったという。

 

 しかし、猿之助被告の「歌舞伎で償っていきたい」発言に対して、SNSでは、

 

《無かったことにして元に戻れるって本気で思ってんのかな》

 

《関係ない両親を巻き込んだ挙句自分だけ助かって、で結局歌舞伎で償うって、だったら最初からその覚悟で生きる選択しとけばご両親死なずに済んだのでは。自分勝手過ぎる》

 

《まずは罪を償ってからそういう発言をした方が良いかと》

 

 など違和感を覚える声が複数あがっており、ネット上の反応は厳しいようだ。

 

 20日、『ゴゴスマ~GO GO!smile~』(TBS系)に出演した弁護士の北川貴啓氏は、執行猶予がつくのではないかと予測。本人も容疑を認めているとし、「前科前歴がない状況であれば、初犯かどうかがポイントになってくる」と解説。

 

 また『Nスタ』(TBS系)に出演した高井康行弁護士も求刑についてコメント。「ご本人たちが自分で飲めば薬を渡したことは自殺ほう助だけど、飲ませたとなると殺人の実行行為だから、承諾殺という可能性はある」と指摘。

 

 取り調べ時に、猿之助被告が語った両親の頭に「ビニール袋をかぶせた」という供述についても、「承諾殺で起訴されてもおかしくない」としながら、法定刑は同じのため、「そこまで踏み込む必要はないと考えて自殺ほう助で起訴した。ある意味、非常に優しい起訴ですよね、私に言わせれば」とも語った。

 

「いろいろなことが積み重なって、地獄の釜がバカンと開いてしまった」と、どこか役者じみた発言もあったという猿之助被告。判決は、11月17日に言い渡される。

( SmartFLASH )

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