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やす子「バイト10連敗」「ラッパーとの恋愛願望」 家賃2万円からの成り上がり人生!【上半期ブレイク芸人No.1】

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.10.27 06:00FLASH編集部

やす子「バイト10連敗」「ラッパーとの恋愛願望」 家賃2万円からの成り上がり人生!【上半期ブレイク芸人No.1】

同居人のセーターを汚し、反省の顔(?)のやす子。沼袋で家賃は2人で10万円ほどだったという

 

 やす子(25)、本名・安井かのん。芸歴4年めにして、「2023年上半期ブレイク芸人」(オリコン調べ)で1位に躍り出た“時の人”だ。持ちネタは自衛隊仕込みの「はいー!」というクセのある返事と、自衛隊あるあるのフリップ芸。

 

「“元自衛隊芸人”という肩書を持つ芸人は珍しいですよね。体を張ったロケ企画やドッキリに引っかかりやすいキャラクターで、すぐに焦ってしまうなど、不器用なところがあるのですが、それがいい意味で隙になっている。爆笑問題さんやテリー伊藤さんなどの大物にも気に入られています」(お笑い評論家・ラリー遠田氏)

 

 

 生まれは山口県宇部市。高校卒業後、2019年までの2年間、京都府宇治市にある大久保駐屯地の施設科でブルドーザーを操っていたという。

 

「家庭が貧しく、安定した生活が得られる職を探すと、パチンコ店と自衛隊に行きついたそう。高校の柔道部の顧問からすすめられ、進路を決めたといいます」(芸能記者)

 

 部隊をやめ上京し、官公庁の清掃員と中学校の用務員の仕事を2年ほど掛け持ったのち、「ちょっと漫才しない?」という友人の軽い誘いでこの世界に飛び込んだ。現在の事務所(ソニー・ミュージックアーティスツ)に所属したのは、2019年のこと。「上京したてのころは“非・人間的”な生活をしていました」と語るのは、やす子と2年間の“同棲生活”を送っていたピン芸人・高田ぽる子(24)だ。

 

「私が初めて会ったのは2020年。配信ライブで仲よくなりました。毎週水曜日、月に4回やす子ちゃんに会っていたんですが、出会って2〜3カ月で同居する話になりました。そのころやす子ちゃんは、家賃2〜3万円の風呂なし部屋に住んでいたんです。窓がプラスチックだったそうです」

 

 高田と「風呂トイレ別の2DK」で同居を始めたやす子。そのころ、彼女の生活はまさにどん底だった。

 

「バイトの面接で10連敗してました。数カ月続けた飲食店のバイトで、一回も配膳が成功しなかったと言ってましたからね。あとやす子ちゃんのことで思い出すのは『収録後の号泣事件』ですね。やす子ちゃん、収録中にネタを飛ばして、その場で泣き崩れてしまったことがあったんです。終わって家に帰ってきた途端、床に突っ伏して『ウワー! 泣いてしまった! でも盛り上がったからいいのかなあ…?』って泣き崩れて悶えてました」

 

 やす子の珍事件はまだまだ出てくる。高田が「家系ラーメン事件」をこう告白する。

 

「16時ごろ、やす子ちゃんが料理を始めたんですが、冷蔵庫を開けたら、巨大な豚骨が大量に詰め込まれていて(笑)。『今から家系ラーメン作るから』って言うんです。そこから、豚骨をコトコト煮始めて、できたのは7時間後でした。家の中のあらゆるものが豚骨の臭いでしたね。でも、美味しかったですよ」

 

 やす子が起こす“事件”は、これだけではない。

 

「私も片づけられないタチなのですが、やす子ちゃんはもっとヤバい。汁が残ったカップラーメンとかを、床に直置きしたままにするんです。しょっちゅう足を引っかけて、スープをカーペットとかフローリングにこぼすんです。写真は、彼女がフリップを描くのに使っていた緑のペンキで私の白いニットを汚されたときのものです。そのときちょうど配信していたのか、落書きした顔で『ぽる子ちゃんごめん!』って謝ってきたんです。もうおもしろくて怒れないじゃないですか」

 

 珍事件を連発しながらも “憎めない”彼女の本質は、先輩芸人のあっぱれ婦人会・天野裕加里(41)も目撃していた。やす子と天野は、毎年初詣に行く仲だという。

 

「初めて初詣に行ったのは、3年前。私が行きたかった神奈川の奥地にある神社だったんですが、やす子が下調べしてくれたんです。ただ、それがほとんど間違っていて、本来2時間で着くはずが4時間もかかりました」

 

 そんな“天然”のやす子だが、時には先輩思いの一面も……?

 

「私がお洒落なカフェに入ろうとすると『和食のほうがいいですよね? 無理しないでください』と言って止めてくる。私、無理してないんですけどね。私に相談してくること? 以前『いつでも相談に乗るよ』と言ったんですが『すいません、自分はあまり人に相談するタイプではないので』と、すげなく断わられました」

 

 しかし、やす子には「秘密の相談相手」がいたという。天野が続ける。

 

「やす子の家に行ったとき、玄関越しに『あ~もう! 今日スベった~!』と、誰かに電話で相談しているような声が聞こえてきたんです。『なんだ、私以外には相談するんだ』とドアを開けると、やす子が観葉植物に向かって話しかけていて、なんだか怖かったです」

 

 一方、飲み友で“親友”という納言薄幸(30)が彼女と出会ったのは2年前。売れ始めたやす子の、泥臭い努力を見ていた。

 

「常にエピソードトークをメモしてます。私が居酒屋の自動ドアを、たまたま持っていたワンカートンのセブンスターで押して開けたときがあったんです。ふとやす子を見ると、『みゆきさん、自動ドアをタバコで開ける』とメモしてました。エラいとは思うんですが、どこでそのエピソードを使うのかは謎……。

 

 最近は、好感度を上げようとしてますよ。やす子は、街中で声を掛けられると『よい1日になりますように~!』と返すんですが、こないだは23時40分に声をかけてきた人にも同じことを言ってました。あと20分でその日終わるんですけどね」

 

 すっかり売れっコとなったやす子だが、彼女も25歳の女性。薄幸によれば「2人で恋バナもしますよ」というが、前出の天野によれば、秘めた恋愛観があるのだとか。

 

「出会ったころは、恋愛に興味津々という感じでした。『デートって何するんですか』『つき合うってどういうことですか』と質問攻めでした。つい最近『私、ラッパーとつき合いたいです。やっぱりラッパーは、自分の意見をしっかり持った方が多いと思うので。はいー!』と、ちょっと不思議なことを言っていました」

 

 芸歴4年で「No.1ブレイク芸人」まで上り詰めたやす子。彼女が求める男性も、「ハイー!」レベル、ということなのか。

 

写真・各証言者からの提供、卒業アルバムのみ本人提供

( 週刊FLASH 2023年11月7日号 )

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