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「ムロツヨシ入院」が福となす? 『うちの弁護士は手がかかる』苦戦の10月ドラマで視聴率「右肩上がり」の奇跡
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.09 22:30 最終更新日:2023.11.09 22:52
10月期ドラマの苦戦があちこちで報じられるなか、10月13日スタートの『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)が、わずかながら視聴率が「右肩上がり」になるという、健闘ぶりを見せている。
ビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯平均視聴率を見ると、第1話は6.9%。第2話(10月20日)は6.6%と微減したが、第3話(10月27日)で7.0%と巻き返し、第4話は7.1%とさらに上昇している。
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「このドラマが放送されている金曜夜9時という枠は、1968年から半年間、放送された『春よこい』以来、じつに54年ぶりにドラマが放送されたことになります。
芸能事務所の元敏腕マネージャーが、新人弁護士に振り回されながらパラリーガルとして奮闘する作品で、元敏腕マネージャーを演じるのはムロツヨシさんです。ムロさんにとっては、今回が初のフジテレビ系のゴールデン・プライム帯連続ドラマ主演。ムロさんは若いころ『東京ラブストーリー』『王様のレストラン』『ロングバケーション』など、フジテレビ系の連ドラをあこがれを持って観ていたらしく、発表時には『47歳になりましてフジテレビのゴールデンの看板を背負わせていただける今。夢を持って、テレビに出させてもらおうと思います』とコメントを寄せていました」(芸能記者)
ところが、である。ムロは10月11日、ドラマ撮影中に腹部に痛みを感じ、病院で検査をしたところ腹膜炎と診断され、そのまま10日間ほど入院することとなってしまった。もちろん、その間は撮影には参加できず、スケジュールは遅れに遅れる羽目に。ムロは22日に退院し、撮影に復帰したが、放送順序を入れ替えたり、ストーリーを変更したりするなど、撮影・編集現場を巻き込んでの大混乱になった。
「11月3日は、ムロさん演じるパラリーガルが、出勤途中に腹痛に襲われ、救急搬送されるという内容に変更され、ムロさんのシーンを大幅に減らす形となりました。さらにこの日の次回予告は、ムロさん、共演する平手友梨奈さん、松尾諭さんの3ショットの、まさかの静止画。『どうか、いろいろお察しください!』と、ムロさんのナレーションが入るというものでした」(テレビウォッチャー)
主役の緊急入院。いったい、ドラマはどうなるのか――そんな視聴者が、リアルタイムでドラマを見たことが視聴率につながったとしたら、なんとも皮肉な話だが……。
「ムロさんの入院中は、遅れが出てたいへんだったそうですが、その遅れを取り戻そうと、現場が一致団結し、いい雰囲気で撮影が進んでいるそうです。もともとムロさんは気遣いのできる俳優さんで、共演者やスタッフは気分よく撮影に臨める、と評判なんです」(前出・芸能記者)
ドラマを見ようと思った動機はどうあれ、SNSなどでは
《1話目がつまらないかも。と思って止めようかなと思ったら、2.3話目くらいから面白くなって来ました》
《ナレーター、周囲の俳優さんもみんなベテランさんだし、各回のゲストの方も上手い人が多いしこれは手間暇かけてるんだなと》
《間違いなく面白い! 第4話も最高に面白かった》
と、ドラマの面白さを評価する声が急増している。
まさに「災い転じて福となす」ふるわぬ秋ドラマの「台風の目」となるかもしれない!
( SmartFLASH )