エンタメ・アイドル
【水ダウ】「名探偵津田」シリーズ第2弾 ドッキリなのにSNSで白熱するガチの「犯人探し」特番待望論まで
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.11.15 06:00 最終更新日:2023.11.15 06:00
11月8日、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、ダイアン・津田篤宏が名探偵ぶりを発揮する「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ めちゃしんどい説 第2弾」の前編が放送された。SNSでは、ミステリー好きが真犯人を探すべく、アツい持論が展開されている。
この説は、偽のロケ番組に参加していた津田が、突然、殺人事件に巻き込まれるように仕組まれている。津田は「ドッキリの番組」だとすぐに気づき、事件を解決するまで収録が終わらないことを察知するため、しぶしぶ「名探偵津田」として犯人探しを始めることになる。ときどき、津田の口から「面倒くせぇ」と、本音が飛び出すのもご愛嬌だ。
【関連記事:水ダウ「名探偵津田」の美人ディレクター役「井川瑠音」を直撃!「笑いをこらえるのに必死でした!」】
『呪いの手毬唄と招かれざる客』と題された今回は、長野県のとある小さな村に、古くから伝わる手毬唄の歌詞に合わせて殺人事件がおこなわれていくというもの。横溝正史原作・市川崑監督の映画『悪魔の手毬唄』(1977年)のオマージュである。
まずは、村長でもある五百旗頭(いおきべ)茂雄がつるされた状態で殺害されているのが発見される。さらに、その長男の浩一が毒を盛られ、死亡。そして同じ日の午後、東京では茂雄の次男・春樹が、同じく毒を口にして死亡した。鍵となるのは、村に古くから伝わる「手毬唄」である。以下、歌詞を要約すると――。
「村にはたぬきが4匹いた。畑を荒らされちゃ困ると、庄屋がたぬきをこらしめた。親たぬきを吊し上げたら死んでしまった。悪さをする小たぬき2匹は毒殺された。生娘に化けた雌たぬきは、刀を突き刺して死んだ」
犯人は、村人7人のなかにいる。途中、東京で同時進行のドッキリに引っかけられていた、みなみかわが合流し、しぶしぶ捜査に加わることになる。ここまでが前編のあらすじだ。
ここで、SNSで議論されている考察をまとめてみる。
■犯人は、大学生・鈴木理沙説がSNS上では濃厚
「犯人」の疑いがもっともかけられているのが、ふだんは東京に暮らす帰省中の大学生、鈴木理沙。村の広報を務める鈴木昌輝の娘だ。
《一回目の遺体発見時は生きていた。村長自身も手伝ったお遊び。2回目は本当に死んでいた。その間登場してなく、犯行出来るのはリサ1人。確定したのは縄のかけられ方の違い》
《犯人は村長と「村人達に向けて、死体ドッキリ」を計画。村長の血液を何らかの方法で入手し、村長の血痕を放送場所に残す。その後、村長に五百旗頭家へ移動してもらい、第一発見の際、ドッキリの被害者を演じていた。(この時まだ村長は生きていた)その後、絞殺した》
と、当初は村長・茂雄も含めた「死体ドッキリ」をおこなっていたはずが、実際にその村長を殺害したのでは、という意見が多い。
その根拠となるのは、茂雄の遺体の状態が最初の発見時と2回めで違う点。津田が12時15分に村長宅を訪れ、遺体を発見したとき、茂雄の遺体は縄で吊るされていたが、その後、津田と梨沙があらためて現場へ行くと、今度は茂雄の首に縄がかけられていた。つまり、1回めに発見されたとき、村長は生きていたのだ。その後のVTRで、春樹はみなみかわに「うちの父親が『YouTubeをやりたい』って言い始めまして」と発言するシーンがあった。つまり、それを受けてのドッキリ企画だったのではないかということだ。
ちなみに、2回めに津田と理沙が現場を訪れたときには、1回めにはなかった「脚立」が置かれていた点も気になる。
■茂雄の次男・春樹が遺した「じいさんに気をつけろ」発言の意味
《「じいさんに気をつけろ」が「爺さん」ではなく地図上の「G3」のことだとしたら、手毬唄のために無意味に何往復もしたこのシーンに意味が出てくることに気づいて震えた》
《じーさんに気をつけろは地図のG3で鈴木家》
東京で毒殺された五百旗頭春樹はTBSのディレクター。みなみかわが、春樹と故郷の父・村長である茂雄とやり取りしていたLINEを読んだあと、プロデューサーの田中卓が思い出したように「春樹は『じいさんが怪しい、じいさんに気をつけろ』と言ってました」と述懐する。これも、事件解決のヒントなのでは、と取りざたされている。
村で遺体を調べていた警察官・向島が、津田に村内放送ができる場所について、地図を見ながら「E-3」と言う場面がある。つまり村人はみな、場所を説明する際、アルファベットと数字で地図の位置を示していたのかもしれない。
また春樹は「父が殺されるかもしれない」と田中に漏らしており、「G-3」の場所に気をつけろ、というメッセージを残したとも考えられる。地図上の「G-3」にあるのは、昌輝と理沙が暮らす鈴木家だ。
茂雄の遺体が発見され、村人が全員そろって事件を整理していたとき、昌輝は「理沙がうちに帰ってきている」と、娘を迎えに行くシーンがあった。茂雄の遺体のもとに再び津田が向かうまで、津田と村人たちの視界から外れたのは、7人のうちこの2人だけ。戻ってくるまでの間に、2人で村長を殺害したとも考えられる。
《放送の声が村長と違う? 共犯の伏線か? 一番似てるのは広報のリサ父の声》
と、殺害時間を特定されないため、事前に録音していたメッセージを村内放送として流したとされる指摘もあった。その声の主は、村長ではなく、鈴木昌輝だったという見解だ。
■津田の「ロマンス」も伏線だった?
理沙は、村が見渡せる高台で、津田にこう告白する。
「私、気づいちゃったんですけど、津田さんが好きです。私、不倫でもいいんです。絶対に言いませんから。2人だけの秘密にしますから」
ここで重要なのは、津田への気持ちよりも、「不倫でもいい」というスタンス。理沙自身が「不倫で生まれた子」である可能性を示唆している。
《ロマンスシーンでフラグ立ってるのもあるけど理沙は鈴木家の娘ではなく、実は五百旗頭浩一の隠し子で、犯人は五百旗頭の血を憎んでる》
《理沙が言っていた不倫してもいいっていうのは不倫から生まれた子供であの一家だったのかもしれない》
《鈴木さんは村長に嫁を寝取られ、村長息子2人には学生時代いじめられ、そんなやつらと血の繋がりがあることを知ったリサすら許せず殺してしまった なんてどうでしょうか》
■「手毬唄」どおりなら事件のラストは…
連続殺人につながる鍵は、手毬歌のなかにある。
《理沙が殺害現場で津田に明らかなミスリードしてるから理沙は犯人で間違いないんだけど(中略)津田の前で自供して、その後自殺パターンもあるよな。でも前と同じ助手真犯人パターンはさすがに...》
《歌詞が「刀を突き刺され」や「刀を突き刺したら」ではなく「刀を突き刺し」なので、理沙が真犯人で最後は自殺するかも》
映画『悪魔の手毬唄』のストーリーを踏襲するのであれば、連続殺人の犯人は、最後に自殺する。理沙が村長の殺人現場へ2回めに行った際、真っ先に、遺体を自身のスマホで撮影するシーンがあった。もし理沙が犯人なら、1回めと2回めで、遺体の状況が違うことを示すための証拠写真を、あらかじめ自分で用意したのかもしれない。手毬歌の“目的”を達成したら、理沙は自白して自殺するつもりではないか……ということだ。
■理沙の父・昌輝、東京から来たAD…「犯人はコイツだ!」白熱する考察
《長野編の犯人は村の広報【鈴木昌輝】 東京編の犯人はAD【後藤晴奈】 動機は【村を守るため】に手毬唄になぞらえて見立て殺人を行い、五百旗頭家を絶滅させること(中略)長野は近くにいた鈴木、東京のディレクターで注目したのは弁当の容器で、店で売ってるような弁当ではなくタッパーに入った手作り弁当 番組プロデューサーより、ADの女性ディレクターに弁当を作ってきたと考える方が自然》
《理沙は恵と昌輝が不倫して出来た子で昌輝は恵を殺して見立て殺人を完成させるつもりが母である恵を助ける為に理沙が恵に扮し昌輝は謝って殺してしまう悪魔の手毬唄のオマージュの様な流れにする気だったり》
理沙犯人説以外にも、ネット上では考察マニアが次々と独自の推理を打ち立てている。そして、彼らの目線は早くも「次回作」にまで向き、
《個人的には名探偵津田5時間SPをやって欲しい》
《名探偵津田の新作をNHK紅白歌合戦の裏で放送すれば、視聴率とれると思いますよ。名探偵津田の年末スペシャルは見たいです》
《名探偵津田は定期的にやって欲しい。何なら年末の年跨ぎ特番とかでやってくれても良い(笑) 》
などの声が殺到している。
11月15日に放送される「完結編」では、すべての謎が明らかになるだろうが、反響次第では『名探偵津田 THE MOVIE』の可能性もあるかも……!?
( SmartFLASH )