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「ものまねグランプリ」優勝の神奈月 本誌に語っていた“オーディションに落ちまくった”下積み時代

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.12.14 17:32FLASH編集部

「ものまねグランプリ」優勝の神奈月 本誌に語っていた“オーディションに落ちまくった”下積み時代

原辰徳のポーズを取る神奈月

 

 12月12日に放映された『ものまねグランプリ ザ・トーナメント2023』(日本テレビ系)では、歴戦のものまね巧者が登場して熱戦を繰り広げた。

 

「過去2回の優勝実績がある青木隆治さんが5年ぶりに出演、2022年に同トーナメントを制した松浦航大さん、11月25日の『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)で優勝したななみななさん、さらにはブレイク必至と言われているジョニー志村さん、レッツゴーよしまささんなど頭角を表す新勢力も含め25組が揃いました。

 

 

 しかし、ワイドショーで事件解説をする『リーゼント刑事・秋山博康』をまねて1回戦を突破した神奈月さんがそのまま優勝。決勝戦では『とにかく明るい安村』をまねて、大ウケ。2018年以来、2回目の優勝だったようです」(芸能ライター)

 

 ベテランの神奈月ならではの優勝……だが、そんな神奈月にも下積み時代があった。2021年、本誌は神奈月に取材を行っている。神奈月は、高校時代から名古屋のテレビ番組のお笑いコーナーに出演するなど、地元の岐阜や名古屋では知られた存在だった。進学校だったが大学受験はせず、本格的にお笑い修行をするため上京して専門学校に入学した。

 

 当時、神奈月は笑いながらこう振り返っている。

 

「まだ『ものまね』というジャンルが確立されていない時代だったので、コントや漫才などにもふれるため池袋のショーパブでアルバイト。女装や尻で割箸を割る芸などもしました」

 

 昼は素人参加番組のオーディションを受けまくったが、1年半たっても合格しない。審査員から「芸が熟(こな)れているんだよね。素人参加番組は “うまさ” を求めていないから」と言われたという。「ショーパブでは客ウケもいいし、『まあまあうまくなっているかな』という自負もあったから戸惑った」そうだ。その後、コント赤信号の渡辺正行が主催するお笑いライブ「ラ・ママ」の舞台に出演する機会を得て力をつけていく。

 

 そして「僕のものまねのベースになっています」という萩原流行さんのネタができあがった。

 

「(明石家)さんまさんから『神奈月、ここを狙うかぁ』と嬉しい言葉をいただきました」と神奈月。萩原さんとは番組で何度も共演したが、2015年4月、オートバイ事故で帰らぬ人になってしまった。訃報を聞いた神奈月は以来、萩原さんのネタができなくなった。

 

「そのことを流行さんの奥様が心配され、『主人が残したテンガロンハットです。神奈月さんにお渡しください』と事務所に言づけしてくださいました。 電話でお礼を言うと『ずっと主人のものまねを続けてくださいね』とおっしゃってくださり、1年半後に単独ライブで再び披露することができました」

 

 神奈月は、ものまねをするとき「ご本人やファンの方が不快な気持ちにならないように気をつけています。ものまねをする人はみんな僕が好きな人、興味がある人ですから」と語る。

 

 ベテランと呼ばれるようになった今も謙虚な気持ちでいることを大切にしている神奈月の新作が楽しみだ。

( SmartFLASH )

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