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【にしたんクリニック】「高級レストランはいずれ飽きる」と語る“CM出演社長”の素顔をイモトアヤコ&船越英一郎が告白
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.26 06:00 最終更新日:2023.12.26 06:00
にしたんクリニックのCMでは事業内容をまったく告知せず、インパクトだけで知名度を獲得。エクスコムグローバル株式会社の代表取締役社長が展開する型破りなやり方は、強い信念に裏打ちされていた――。
エクスコムグローバル株式会社を年商333億円の会社に育てた、西村誠司社長(53)に、2024年を生きるビジネスパーソンの心構えを聞いた。
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【金言】チャレンジは筋トレと同じ 失敗するほど血肉となる!
チャレンジすることに遅すぎることはないというのが、西村社長の持論だ。
「チャレンジは筋トレと同じです。失敗しても血肉となり、自分を強くしてくれます。80代の人だって、筋トレをすることで筋肉量が増えますから。何歳になってもチャレンジしていいんです」
40代になり責任あるポジションに立っていれば、守りに入りたくなることもある。
「失敗したらネガティブな感情も湧きます。左遷されることもあるかもしれません。でも、そういった経験の数だけ鍛えられて、忍耐強くなれます。私に人より優っている点があるとしたら、我慢強さ、忍耐力だと思います。
私は25歳で起業して、27歳のとき、事業の失敗で7千万円以上の借金を背負った。辛い経験が、糧になっています。
必死に走っていたら、いつの間にか乗り切っていた。ほとんど運だったのかもしれません」
失敗が、飛躍につながる。
「社長や上司に『チャレンジングな仕事があれば私に振ってください』と言っておくと、いつか新しい事業をするときに声がかかるかもしれません」
【金言】成長なんて考えなくていい 幸せはもっと身近な場所にある!
どん底から這い上がって、今の会社を作り上げた西村社長の、2024年の目標は?
「よく『成長したい』という人がいますが、僕は成長しようと思ったことはありません。もっと大事なのは、自分が誰かのロールモデルになれるように努力すること。
僕の2024年の目標もまさに、誰かのロールモデルになることです。社会課題を解決するために自分がどういう行動を取れるかを考えて、先頭に立つ。そんな生き方をより強くしていこうと思います」
社会課題の解決という考えは事業にも反映されている。2022年には「にしたんARTクリニック」として不妊治療事業をスタートした。
「不妊に悩むカップルを幸せにする仕事だから、とてもやりがいがあると感じます。じつは僕も30代半ばごろまでは、事業の社会性をあまり考えていませんでした。でもなぜか、自然と社会性を意識するようになっていったんです。
いままで通信事業などでも、いろいろな方から『ありがとう』という言葉をいただいてきました。でも新しい命が生まれて育まれていくという家庭の幸せは、特別に大きいもの。
不妊治療事業で『ありがとうございました』という声をいただいたときは、喜びの感情が湧き出て、『自分はこれをやっていくんだ』と心の底から思えるほどでした」
事業が大きくなるほど、幸せとは何かについても深く考えるようになったという。
「お金持ちにしかできないこと、たとえば高級レストランで食事をするといったことは、いずれ飽きるんです。
私は、年収が500万円くらいあれば、人生の楽しいことの99%は経験できると思います。本当に大事なことは、身のまわりの些細なことで幸せだと思えるかどうか。家族、友達、職場の仲間と一緒にいて、居心地がいいなと思える瞬間がまさにいい例です。
読者の皆さんもぜひ、身近な幸せに気づいて、自信を持って行動してみてください。飛躍の1年になるはずです」
【出演者が明かす】俳優・船越英一郎「西村社長は意外な演技派だった!」
にしたんクリニックのテレビCM「サスペンスドラマ」篇に主演し、西村社長と共演。
「西村社長と初めてお会いしたのはプライベートの場で、CM出演のオファー前でした。いま思えば、僕がどんな人物なのかを診断していたのかも(笑)。
社長の人柄で特筆すべきは“愛情深い”ところでしょうね。会食中に酔いすぎた人がいたら、すぐにフォローして、周囲を穏やかにしてくれますし。また、ビジネスにおいて“マーケティングの天才”と言われていますが“発想の天才”でもあります。
僕が出演したCMは、もともと興味を引くようにできている、サスペンスドラマの予告をパロディにしているのですから」
意外な一面も教えてくれた。
「社長も警察官役で出演していましたが、芝居勘がいいんですよね。僕が長いキャリアのなかで習得した、ある身のこなし方を、何も教えていないのに会得していて驚きました。本格的に勉強したら、俳優でも成功するんじゃないですかね」
【出演者が明かす】タレント・イモトアヤコ「CM撮影中、社長の姿に笑いが止まらなくて……」
イモトのWiFiのCMでは西村社長と共演経験がある。
「2018年に放送されていたイモトのWiFiのCM『私はイモトII』篇で、社長は果物のドリアンの被りものを被って出演していました。撮影中、社長のひょうきんな姿に、失礼ながら笑いが止まらなくなってしまって。
いつもまわりを笑顔にしてくださる、サービス精神が旺盛な方だなと実感しました。
また、渋谷スクランブルスクエアの新社屋へ招待していただいた際は、結婚直後だった私に、結婚祝いとしてチョークアートの似顔絵をくださったんです。細やかな気配りを忘れない方なんですよね」
にしむらせいじ
53歳 1970年生まれ 愛知県出身 中学時代は、新聞配達のアルバイトで家計を支える。名古屋市立大学卒。アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)社員を経て、1995年にインターコミュニケーションズ(現・エクスコムグローバル)設立。2012年、「イモトのWiFi」サービスを開始し大ヒット。2019年には「にしたんクリニック」を開院。2022年、「にしたんARTクリニック」開院
写真・野澤亘伸
取材・文/香川 誠