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坂本冬美の『モゴモゴ交友録』徳光和夫さんーー涙もろくて下ネタ好きの名司会者のおじさま
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.20 06:00 最終更新日:2024.01.20 06:00
わがままで、心配性。竹を割ったようにスパッとした性格に思われがちだけど、実際に割ってみると、中にはやわらかい餅が詰まっているーー皆さんの目にどう映っているかわかりませんが、これが坂本冬美のリアルです(苦笑)。
唯一無二というほどカッコよくはありませんが、いつどこにいようと、何をしていようと、誰が見ても、わたしは演歌歌手の坂本冬美で、それがたったひとつの顔です。
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でも、しかし、世の中にはたくさんの顔を持った方がいらっしゃいます。
お笑い芸人と作家という、ふたつの顔を持つピース・又吉直樹さん。コメディアン、俳優、画家、書家など、たくさんの顔を持つ片岡鶴太郎さん……。徳光和夫さんも、そんなマルチな才能を持つお一人です。
わたしにとっての徳光さんは、学生のころにテレビで見ていた『ズームイン!!朝!』(日本テレビ系)の顔で、今は『徳光和夫の名曲にっぽん』(BSテレ東)の司会を務められていて、涙もろくて下ネタ好きの……モゴモゴモゴ……おじさまです。
一度、ゴルフをご一緒させていただいたことがあるのですが、そのときもプレーの合間にちょいちょい下ネタ。ひとつ、ふたつご紹介したいところですが、御法度にふれる恐れがあるので自粛しておきます(笑)。
でも、それだけじゃありません。わたしの知らない徳光さんが、いっぱい存在しているんです。読売ジャイアンツのファンにとっては、熱い熱い応援団長。 “ジャイアンツオヤジ” と呼ばれるほど巨人愛を貫いています。
それだけじゃありません。ご子息でタレントの正行さんが、『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演した際に明かした「父はボートレースで10億円以上スッてます」という驚愕の事実には、ただただ驚くばかりです。
まだあります。わたしとは縁遠いものですが、徳光さんは結婚式の名司会者という顔もお持ちです。
三浦友和さんと山口百恵さん。市川海老蔵さんと小林麻央さん。片岡愛之助さんと藤原紀香さん……。じつに500組を超える結婚式の司会をされています。
可能性は0.1%もありませんが、もしもです。もしも万が一、この世に奇跡があるとして、わたしが結婚するようなことがあったら徳光さん、ぜひよろしくお願いします(笑)。
落語、箱根駅伝がお好きで、日本ドッジボール協会の顧問。二葉百合子先生が、「徳光さんの番組なら出たいわね」とおっしゃって出演されるほどの歌謡浪曲通でもあります。
こんな数々の伝説を持った徳光さんご本人から、「冬美ちゃんだけなんだよねぇ、まだ、僕の番組に出てくれていないのは」と囁かれたのは、つい最近のことでした。
番組というのは、テレビ朝日系で毎週日曜の午後3時20分から放送している『路線バスで寄り道の旅』のことです。
でも、10年ほど前に一度出させていただいた記憶が……。
「いや、あれは、加山雄三さんの『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)とのスペシャルコラボ特番で。冬美ちゃんは僕らと合流しないで、加山さんと相合傘で中華街をお散歩してたよね」
……ん!? 言われてみると、確かにそうだったような、モゴモゴモゴ……。
わかりました。徳光さんからのお誘いですから、喜んで出演させていただきます。今年の目標としてノートに書き留めておきます。でも、ひとつお願いが……。暑いのも寒いのも苦手なので、春か秋、季節のよい時期限定でお願いします。
さかもとふゆみ
1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、著書『坂本冬美のモゴモゴモゴ』(小社刊)が発売中!
写真・中村 功
取材&文・工藤 晋