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『セクシー田中さん』原作者、ドラマへの“苦言”に「恋愛要素入れすぎ」「改悪絶対許さん」ファンから怒りの共感

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.01.27 15:16FLASH編集部

『セクシー田中さん』原作者、ドラマへの“苦言”に「恋愛要素入れすぎ」「改悪絶対許さん」ファンから怒りの共感

『セクシー田中さん』で主役を務めた木南晴夏

 

 2023年10月期に放送され、人気を集めたドラマセクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者が投稿した「声明」が、波紋を呼んでいる。

 

 漫画原作者である芦原妃名子氏は1月26日午後、自身のXを更新し、ドラマについて説明。『セクシー田中さん』は連載中ということもあり、ドラマ化には「必ず漫画に忠実に」、ドラマ終盤は原作者があらすじからセリフまで用意する、などの条件を出し、日本テレビ側もそれを確認していたという。

 

 

 にもかかわらず、毎回、原作から大きく逸脱した脚本が提出され《枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と、何度も訴え》たという。

 

 その結果、7話まではほぼ原作どおりの脚本に仕上がったものの、芦原氏が準備した8~10話の脚本は、またも大幅に改変されたものが提出された――などと経緯を明かしている。脚本の担当が芦原氏の名前でクレジットされている9・10話については、

 

《素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。(中略)9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます》

 

 としている。

 

 ドラマの1~8話の脚本を担当したのは、『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)などの人気ドラマを手掛けてきた相沢友子氏だが、その相沢氏は自身のSNSでこの件について言及。

 

《最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました》(12月24日のInstagramより)

 

《今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように》(12月28日のInstagramより)

 

 と、原作者とのトラブルがあったことを明らかにしている。SNSでは

 

《原作クラッシャーで、原作者や原作ファンを毎回怒らせ炎上するのに、仕事が入る相沢友子さん。彼女を脚本家として起用したの誰? ミステリと言う勿れの改悪で、観るの辞めたし、同じ脚本家の時に万城目先生も嘆いてたよね。セクシー田中さんはラスト2話があったかく感じてたけど、なるほどなー。》

 

《セクシー田中さん、すごく面白くてモヤモヤする所もなくて、田中さんや朱里が前を向いたのもよかったし、何より小西がめちゃくちゃよくて前田公輝ハマってるしいい役もらったねー!とか思ってたら、こんな裏側があったとは!原作者様がこんなに頑張ったおかげとは ドラマ化による改悪絶対許さん》

 

《ミステリと言う勿かれで、風呂光さんのキャラクターを改悪したことと、愛珠を妹設定に改悪したことは、絶対許さん!原作へのリスペクトがあれば、あんな設定の脚本に仕上がる訳がない。セクシー田中さんの件で怒りがぶり返してきた!》

 

《日本のドラマはなんでもかんでも恋愛要素入れすぎだよ》

 

 など、相沢氏に対する批判が多数ある。

 

「とくに多いのは、『ミステリと言う勿れ』で、原作にはない恋愛要素を入れたことに対する批判ですね。ただ、『田中さん』にも言えることですが、恋愛要素を入れ込むのは脚本家というより、テレビ局の要望だと思われます。ドラマ化には必要だという思い込みなのでしょうが、原作のファンにとっては、作品を侮辱するに等しい行為だということでしょう」(テレビウオッチャー)

 

 漫画原作ドラマが花盛りの現在。人気作品であるほど注目度は高くなる分、ハードルも上がるということか――。

( SmartFLASH )

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