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川津明日香、20歳でデニムに開眼「仕事のモチベーションにも!」モデルから女優転身で「移動車で寝やすいメリットも(笑)」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.10 06:00 最終更新日:2024.02.10 06:00

川津明日香、20歳でデニムに開眼「仕事のモチベーションにも!」モデルから女優転身で「移動車で寝やすいメリットも(笑)」

2年ほど前、表参道のセレクトショップで一目惚れして購入したデニム

 

 ごく普通の中学生だった川津明日香(23)が、母と買い物に行った原宿で、8社もの芸能事務所からスカウトされたのは13歳のとき。

 

「ミスセブンティーン」のグランプリに選ばれて、同誌専属モデルとしてデビュー。現在は、女優として活躍する川津が愛してやまないものは――。

 

 

「デニムが大好きなんです。自宅には20本くらいあって、今のお気に入りは、この一本。今日も、衣装に着替えるまではいていたんですよ」

 

 ほどよい色落ち具合で、ウエスト部分にダメージが入ったフレアタイプは、2年ほど前に表参道のセレクトショップで一目惚れして買ったものだ。

 

「形がきれいというのも、もちろんありますけど、ストレッチが利いていて、移動車の中で寝やすいんです(笑)」

 

 女優という仕事柄、着替えたり移動したりが多いため、タフなデニムは心強い相棒。朝は、その日はくデニムを選ぶところから始まるという。

 

「雑誌の専属モデルをしていたときは、お仕事でいろいろな服を着させていただいたし、プライベートでもその時々の流行を取り入れていました。でも20歳になるころ、トレンドを追いかけるより、ベーシックで長く愛用できるアイテムがいいなと思うようになったんです」

 

 その代表がデニム。コーディネート次第で、カジュアルにもスタイリッシュにもなり、なんといっても “育てて” いく着方が魅力だという。

 

「古着屋さんやセレクトショップで買うことが多いですね。好きな形は、フレアとストレート。ちょっとお値段が張るものは『この作品が終わったら買おう』と、お仕事のモチベーションにしたり」

 

 今ではクローゼットからスカートが消えてしまうほどパンツ派の川津だが、ドラマ『Sugar Sugar Honey』(TOKYO MX)で披露しているのは、パンツはパンツでもランニング用のショートパンツ!

 

「私が演じている瑞月は怪我で引退して、一流ホテルのスタッフとして働き始めた元マラソンランナー。競技はやめたけど走ることは大好きで、仕事終わりはランニングウエアに着替えて、走って帰っちゃう女のコなんです」

 

 元アスリートだった佐原瑞月は、社会人としてのスキルも恋愛スキルもほとんどない28歳。

 

「私より5歳年上だけど、精神的にはとてもピュアな瑞月をどんなふうに演じればいいか、撮影が始まる前は少し不安でした。でも、不器用だけどまっすぐなところが本当にかわいくて、楽しく演じさせていただいています。あと、撮影で食べるスイーツが美味しくて、現場に行くのが楽しみです(笑)」

 

 瑞月は、ホテル内にあるレストランの天才パティシエ・梶佑輔と出会うことで、人生が動きだす。

 

「もちろん、恋愛のキュンキュンもあって、演じながら私もキュンとしているのですが、瑞月も梶も、恋愛がすべてではないんですね。ちゃんと夢中になれるものがある。だからこそ、相手に対して優しくなれるし、自分の気持ちに自信が持てるのだと思います」

 

 瑞月は、女のコとしてのスキルは低いけれど、挫折という大きな経験をしている。川津自身はデビューから順調にキャリアを重ねてきたので、その部分に共感するのは難しいのではないだろうか……。

 

「瑞月の挫折には及ばないかもしれませんが、17、18歳くらいのときは仕事に対しての迷いがありました」

 

 ティーン誌の専属モデルを卒業し、女優にシフトしていくなかで、自分のやりたいことが見えなくなった。仕事よりも、友達と遊んでいるほうが楽しいと感じる半面、同世代のモデルや女優が活躍しているのを見ると落ち込んだ。

 

「オーディションにもなかなか受からなくて……。当時の私は、泣くとか怒るという感情表現がよくわからなかったんです」

 

 台本に「泣きながら怒る」と書いてあっても、どうしてそうなるのかが、わからない。

 

「このままじゃダメだ……と悩んでいるタイミングで『仮面ライダーセイバー』のヒロインをオーディションで掴み取ったんです」

 

 1年間に及ぶ撮影は過酷だったが、キャストとスタッフがチームになって駆け抜けた時間は、迷いをすべて吹き飛ばした。

 

「ひとつの役を1年間演じることは、とても素敵な経験でした。お芝居って楽しい! もっともっと、いろいろな役を演じてみたい……心の底からそう思えました」

 

 川津の中に、夢中になれるものが生まれた瞬間だった。瑞月の年齢まであと5年。デニムのように強くしなやかに、さまざまな役に寄り添って包み込む、そんな28歳を迎えるに違いない。

 

かわづあすか

2000年2月12日生まれ 東京都出身 2014年に「ミスセブンティーン」でグランプリを獲得し、同誌専属モデルとしてデビュー。『黒崎くんの言いなりになんてならない』ではドラマ、映画の両方に出演し、女優としての活動をスタート。おもな出演作品は、ドラマ『モトカレ←リトライ』『アカイリンゴ』、映画『仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』など

 

写真・中村功 取材&文・工藤菊香 ヘアメイク・西沙織 スタイリスト・高田菜々子 シャツ・パンツ/AOIWANAKA リング(右)/Reflection

( 週刊FLASH 2024年2月20日号 )

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