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大原優乃 映画『おいしい給食』で聖子ちゃんカット教師役に初挑戦! 思い出の一品は「揚げパン」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.18 06:00 最終更新日:2024.05.18 06:00
大好きな『天才てれびくん』(NHK Eテレ)の一員になりたいという子どもらしい気持ちでオーディションに応募したのをきっかけに、ダンス&ボーカルユニットDream5のメンバーとなり『ようかい体操第一』が大ヒットしたのは、2014年のこと。
あれから10年――。
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現在は、グラビアアイドル、そして幅広い役柄を演じられる女優として活躍している大原優乃(24)の耳に輝くのは、20歳の誕生日プレゼントだったイヤリング。
「祖父母と両親から『好きなものを買って』ともらったお金で、鹿児島から上京した母と一緒に選びました」
お気に入りポイントは、シルバーとゴールドのコンビなので、どんなファッションにも合うことと、シンプルだが存在感があるところ。
「もともとアクセサリーが大好きで、自分でもときどき買うのですが、これは特別。このイヤリングを着けていると、なかなか会えない祖父母や両親が、そばにいてくれると思えるから、私服のときはいつもこれを着けていますね」
24歳にして、芸歴15年め。ずっと支えてくれた両親には、心から感謝しているといい、「これからは少しでも恩返しができるようにという思いで、お仕事をしています」と、親孝行な一面をのぞかせる。
そんな大原の最新作は、2019年にテレビシリーズがスタートした、人気ドラマの劇場版『おいしい給食 Road to イカメシ』。大原は2023年10月から放送されたseason3から比留川愛先生を演じている。
「ずっと観てきた作品だったので、お話をいただいたときはとても光栄に思いました。season1と2に携わっているキャスト、スタッフ、そして作品のファンのみなさまに負けないくらいの作品愛をもって、全力で参加させていただこうと思いました」
作品の舞台は1980年代。市原隼人が演じる甘利田幸男先生は、給食をこよなく愛する数学教師。副担任の愛先生は、甘利田先生を慕う新米の英語教師だ。
このシリーズの見どころのひとつが、給食を目の前にしたときの甘利田先生のリアクション。アドレナリン全開で給食に情熱を傾ける姿は、テレビシリーズからたびたび話題になっている。
「最初はおもしろくて笑いをこらえるのが大変だったんですけど、市原さんが1行の台詞やト書きにこだわって演技を作り上げていらっしゃるのを間近で拝見して、なんてすごい俳優さんなんだろうと……」
甘利田先生は真面目な人物だ。生徒のことを真面目に指導し、給食のこともクソ真面目なほどに愛している。
「私自身は真面目なところが、長所であり短所でもあると思っているのですが、それを貫いた先にはこんなにカッコいい姿があるのだと、甘利田先生と市原さんから学びました」
1980年代の設定ということで、“聖子ちゃんカット”で当時のファッションを着こなす大原にも注目。
「season3の撮影に入る前に髪を切って、あのスタイルにしたんです。私はヘアメイクや衣装から役作りのヒントをいただくことが多いのですが、今回もすごく助けられました」
1980年代の給食は“初体験”だったが、美味しく食べたと笑顔で語る。
「私が子どものころ食べていた給食では出たことのないメニューがあって、楽しかったですね。タイトルにもあるイカメシは本当に美味しくて、カットがかかっても食べ続けちゃいました(笑)」
ちなみに、彼女自身が好きだった給食メニューは……。
「揚げパンです! あと、奄美地方の郷土料理、鶏飯が1年に一度出たんですけど、美味しかったですね」
鹿児島で給食を食べていた少女は、女優として何度も生徒を演じてきた。そして、今回が初めての教師役。
「教壇からの景色が新鮮で、生徒たちにドラマ10話と映画を通して先生にしてもらった気がします」
多忙な日々のなかでのリフレッシュは、大好きなサウナとトレーニング。
「週に1、2回はパーソナルトレーニングに行って、月に一度ピラティス。グラビアをやっているので、お仕事のためのメンテナンスという意味合いが強いのですが、体を動かして汗を流すとリセットされますね」
体と心をしっかり整え、目指す先は……。
「いただいた役を自分に引き寄せるのではなくて、自分から役に近づいていく、そんな女優になっていきたいですね」
おおはらゆうの
1999年10月8日生まれ 鹿児島県出身 2009年にNHK教育(現NHK Eテレ)『天才てれびくんMAX』のオーディションに合格し、Dream5のメンバーとしてデビュー。その後、ティーン誌の専属モデルとして活動し、2017年にグラビアデビュー。おもな出演作品は、ドラマ『3年A組?今から皆さんは、人質です?』『ゆるキャン△』『万博の太陽』、映画『4月の君、スピカ』『さよならモノトーン』など
取材&文・工藤菊香