「私事で本当に恐縮ではございますが、ひと言だけ、今の気持ちを伝えさせてください。いろいろな気持ちがあって、いろいろなことを言いたいんですけど……とにかく、みんなにありがとうと言いたいです」
2024年2月、主演舞台『欲望という名の電車』の千秋楽を大阪で迎えた沢尻エリカ。4年ぶりの復帰作、しかも初舞台・初主演という重圧をはねのけ、心に傷を抱えたヒロインを見事演じきった。観客からの拍手喝采に応えて発した言葉は、感謝以上に万感迫る思いがこもったものだった。
「舞台の公演チケットは即日完売。所属事務所のエイベックスとしてはひと安心だったでしょう。“エリカ様” 健在は大いにアピールできたと思います。
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初舞台ながら、出来も評論家や観客の評判は上々。1000人規模の新国立劇場中劇場にあって、声も及第点以上に出ていました。劇場が押さえられなかったのかもしれませんが、『たった9日間ではもったいない』と、誰もが思ったはずです。
初日はさすがに感極まって涙目になっていました。ひそかに観に来ていた沢尻さんの母親も号泣していましたね。娘の復帰が心から嬉しかったのでしょう」(演劇ライター)
それから半年――。猛暑日に迫る暑さに見舞われた8月上旬の昼下がり、東京にある隠れ家プライベートサロンを訪れる沢尻の姿があった。きっかり1時間の施術を受け、体もほぐれたのだろう。足取り軽く出てきた彼女は、近くのパーキングに停めた自家用車へ向かった。
2月の公演中は、役柄に合わせてゴージャスな金髪ロングだったが、オフの間に “別人級” のイメチェンをしたようだ。この日はロングのブラウンヘアをかっちり編み込み、ド派手にパンチを効かせた「コーンロウヘア」に、肌見せショート丈のタンクトップ&サングラスという出で立ち。肌も小麦色に焼けて、あまりの “ビジュ変” ぶりに思わず二度見してしまう。
街中へ愛車を走らせた沢尻は、とある地下駐車場へ。車を降り、地下のスーパーへ向かう。どうやら食料品の買い出しのようだ。スマホをちょくちょく覗きながら、野菜や肉、トマトペーストなどをカゴに放り込んでいく。お酒売り場では、ラベルを見比べながら悩んだ末、3本のワインを購入。カードで支払い、スーパーを後にした。
のんびりとオフを楽しんでいるように見える沢尻だが、彼女を取り巻く現在の状況について、ある芸能関係者が語る。
「復帰作の舞台の評判がよく、女優としての価値が上がりました。現在、映画やドラマなど各方面からオファーが殺到しているそうで、今後も完全復帰に向けて地に足をつけてやっていきたいという意向のようです」
辛酸を舐めつくし、波乱万丈の人生を送ってきたが、復帰の足がかりは掴んだ。“エリカ様” は再び女優の道を歩みだした――。
( SmartFLASH )