《あまりにも急なことで、私自身も、大変戸惑っておりますが、心を奮い立たせ、気持ちをあらたに芸能活動に精励いたす所存です》
11月28日、女優の藤原紀香が、自身のInstagramで所属事務所「サムデイ」が破産手続きを開始したことへの心境をこうつづった。
「サムデイ」には、藤原をはじめ、元「AKB48」の篠田麻里子、ドン小西らが所属しているが、11月27日に突如として、公式ホームページで債務超過と破産手続開始を文書で発表した。
「11月21日に『週刊女性PRIME』は、年内に同事務所が廃業する予定であることを報じていましたが、破産についてはごく一部の関係者にしか知らされていませんでした。
藤原さんも篠田さんも、事前に連絡は受けておらず、藤原さんは26日に『破産手続開始決定の申し立てをした』という報告があったこと、近日中に事務所を離れることを明かしています」(芸能記者)
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大手芸能事務所の破産という衝撃的な発表に関して、Xでは困惑する声が続出。
《麻里子様に藤原紀香が無職になるのか。大手芸能事務所も潰れる時代なのね》
《華やかな女優たちが路頭に迷う時代に来てるんですね。これから吹く風は烈風ですよ》
《割と知名度のあるタレントが所属していてもダメか》
と、驚きとともに、所属タレントへの心配や《ノリカ個人事務所立ち上げるのかな?》といった、今後の活動を気にかける声が聞かれていた。
藤原といえば、1998年のJ-PHONE(現ソフトバンク)など、多くのCMに起用され「CM女王」と称された。2000年代に入ってからは『金曜日の恋人たちへ』(TBS系)など、多くのドラマで主演やヒロインを務めてきた。ただ、近年は女優業に変化が見受けられていた。
「連続ドラマでも、1話だけの単発出演が多く、以前に比べると主演作品はかなり減っていた印象です。2016年に、藤原さんが歌舞伎俳優の片岡愛之助さんと再婚し、“梨園の妻”として、歌舞伎のご贔屓筋へのあいさつなどをすることが増えたことも関係しています。とはいえ、所属事務所が廃業になるのは、女優としてはかなり痛手のはず」(前出・芸能記者)
事務所の破産が発表され、藤原も篠田も今後の動向が注視されている。じつは近年では、藤原と篠田が“タッグ”を組むことが多かった。
「2人は、2024年1月期のドラマ『離婚しない男-サレ夫と悪魔の騙し愛-』(テレビ朝日系)で共演しています。篠田さんが不倫に溺れる人妻を演じ、話題になりましたが、藤原さんは主人公の暮らすマンションの隣の部屋に引っ越してきた、小説家役で出演していたんです。
『離婚しない男』では、露出をいとわない体当たりの演技が話題になるなど、篠田さんは目立つ役柄でした。一方の、藤原さんは“バーター”的な出演の仕方でしたね。反対に、2024年6月に藤原さんが主演を務めた朗読劇『細雪』には、篠田さんが主人公の妹という脇役で出演しました。
同じ事務所ということもあり、こういった2人同時出演の“連携”もしやすかったのは間違いありません。今後は事務所のバックアップがなくなり、藤原さんも篠田さんも、より女優としての“真価”が問われることになりそうです」(前出・芸能記者)
いまや夫を支えることが多い紀香。自らを支えてくれる人も、早く見つかればいいが……。
( SmartFLASH )