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実写『推しの子』“原作改変”に議論沸騰『セクシー田中さん』彷彿のストーリーに賞賛も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.02 16:35 最終更新日:2024.12.02 16:35
漫画が原作のドラマ『【推しの子】』1話から6話が、11月28日からAmazonプライムビデオで独占配信されている。現在3期が制作されているアニメ版の大ヒットを受け、元乃木坂46の齋藤飛鳥が主演する実写版にも期待が寄せられていた。
ただ、脚本による原作の改変はつき物。このドラマでも大きな変更が加えられ、話題となっている。
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「一番大きいのは、原作でも人気のエピソード『2.5次元舞台編』での改変でした。原作では、漫画を原作にして2.5次元舞台にするというストーリーだったのですが……。今回の“実写『推しの子』”では、2.5舞台から月9ドラマに変更されていたのです。
アニメではギミック満載の2.5次元舞台をリアルに描写していましたが、実写版では印象が大きく変わりました」(アイドル誌記者)
『推しの子』の原作およびアニメ版では、舞台化される漫画『東京ブレイド』の原作者と、舞台脚本家のヒリヒリするようなやり取りが人気を呼んだ「2.5次元舞台編」。大根だった役者が舞台を通じて成長するなど、いくつものエピソードが詰め込まれているのだが、そうした要素はかなり削られた。代わりにドラマ制作の舞台裏の描写に重点が置かれている。こうした改変に、ファンの賛否は割れている。
Xでは、次のように改変を嘆く声が上がる。
《2話以降は多少の改変はあるものの見れる内容だったが東京ブレイドは酷かったな…原作者のアビ子先生がただの悪者(メディア側に立った迷惑な視点)にされて演技上のカナvsあかねも無い》
《推しの子ドラマ、東京ブレイド、なんで2.5次元の劇のはずが、改変されてテレビドラマになってしまったんだろう。残念だ、そこだけ残念だ》
一方、好意的な意見もある。特に、アニメ化のときも話題となった“原作者と脚本家の対立”というストーリーは、ドラマ『セクシー田中さん』事件を思い出させるものだ。今回の改変によって一層、『セクシー田中さん』事件を彷彿とする展開となり、Xではこのような言及がされていた。
《あれを連ドラに改変したあたりメタいネタとおもわせといて芦原先生の事件をだいぶん想起させる感じやった》
《舞台からドラマになったのが攻めた改変。セクシー田中サンが記憶に新しいのに、推しの子の実写で、それが批判対象なのに、その中でマンガからのドラマ化を扱うなんて、スタッフのメンタルに頭が下がる》
原作が改変される際は批判が大勢を占めがちだが、今回は賞賛の声も多く上がっている。
ドラマは全8話を予定しており、続きとなる7~8話は12月5日から配信予定。12月20日には映画『【推しの子】-The Final Act-』の公開が決まっている。原作では最終回が大不評だったが、実写ではこれも改変されるのか。今後が注目される。
( SmartFLASH )