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R-1優勝、友田オレが決勝ネタで披露した“ネットミーム”がトレンド入り…イタリア人が“創作”した人気の都市伝説とは

優勝した友田オレ(写真・本人Instagramより)
芸歴3年目、決勝初出場となった友田オレの優勝で幕を閉じた、3月8日放送のピン芸日本一決定戦『R-1グランプリ2025』(フジテレビ系)。
友田はファーストステージでは、大賞を受賞したキャリア42年の演歌歌手に扮して「辛い食べ物節」を披露。ファイナルステージでは独特のリズムに載せた「ないないなないなない音頭」と、立て続けに歌ネタで勝負。歌手顔負けの美声もあいまって笑いを取り、R-1史上最年少での王者に輝いたが、ファイナルステージで友田が見せた“あるネタ”にXがざわついた。
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「友田さんは『ないないなないなない音頭』の中で、フリップを用いながら、様々な『ないない』のシチュエーションを披露。最後に、あるイラストとともに、僕は君のことを夢に見るけれど、『向こうの夢にオレは出てこない』と歌い上げました。そのイラストは、世界中の人々の夢の中に繰り返し現れるものの、現実では決して姿を現さないとされる謎の人物『This Man(ディス マン)』。知っている人は知っている、2009年ごろから起こったネットミームの一つで、怪奇現象や都市伝説の類のネタです。友田の優勝後、Xには『This Man』がトレンド入りしました」(芸能記者)
まさかの“ネットミーム”の登場に、X上では《「This Man」とか誰がわかるんだよ!》と戸惑う声も……。しかし、その一方では、
《友田オレさん、途中までふーんって感じで見てたのに、最後のThis Manが面白すぎた……納得の優勝だ》
《友田オレ賞レースにThis man出すの尖りすぎてる》
《友田オレさんあの年齢なのに達者で23歳とは思われへんけど最後の最後でThis Man出てきて「ネットミームをネタに取り入れる世代だ」ってなった》
などの声があがったほか、
《友田オレさんめちゃくちゃおもしろかったけどわたしがthis Manトラウマになってた人だから一瞬どきっとしちゃった》
など、ある種の、畏怖の念とともに語られてきた「This Man」の出現にドキッとした人も、少なからずいたようだ。オカルト系ライターが語る。
「This Manは、映画やアメリカのSFドラマ『X-ファイル』、『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)にも取り上げられたり、『週刊少年マガジン』ではThis Manを題材にした漫画が連載されたりと、一時は、その存在が日本でも、かなりフィーチャーされました。
しかし、実際には、イタリア人のマーケティングの専門家アンドレア・ナテッラの創作によるキャラクターであることがわかっており、2010年にナテッラ自身が、This Manはゲリラ・マーケティングの一環だったことを認めています。つまりThis Manには実在するモデルがいるわけでもなく、その存在そのものが架空なのですが、不思議と『夢に出てきた』という人が多いことから世界で都市伝説的に広まっていきました」
ネットミームをネタに取り入れる世代から生まれた新王者の、今後に期待したい。