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『御上先生』最終回までほぼセリフなしの “人気女優” にファンがっかり…生徒役29名 “大所帯” ゆえの「見せ場なさすぎ」問題

日曜劇場『御上先生』に出演した吉岡里帆(左)、松坂桃李
3月23日、松坂桃李主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系)が最終回を迎えた。教育現場の問題を鋭く描いたストーリー展開に絶賛の声が集まるなか、生徒役として出演した “人気女優” の出番の少なさに、衝撃が広がっている。
「今作は、松坂さん演じる東大卒の文科省エリート官僚・御上孝が、派遣先の私立高校『隣徳学院』で教壇に立ち、“日本教育の破壊” のために奔走するという学園ドラマです。最終回では、御上と生徒たちが隣徳学院と霞が関・永田町の癒着を暴き、生徒たちの未来を守る姿が描かれました。
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ドラマでは学校を中心に物語が展開しました。御上が担任を務めた3年2組には、2025年の朝ドラ『ばけばけ』ヒロインに抜擢された髙石あかりさん、Netflixドラマ『忍の家』に出演している蒔田彩珠さん、窪塚洋介さんの息子・窪塚愛流さん、元日向坂46でタレントの影山優佳さんなど、豪華な面々がそろっています。
しかし、同じく生徒役として出演していた元HKT48・矢吹奈子さんの出演シーンがほぼ見られなかったことに、SNSがざわついています」(芸能記者)
矢吹演じる晴山奈緒は、キャラクター設定によれば、「クラス一の陽気な人気者」だという。活発で行動力があるとも記されていた。知名度も申し分なく、それなりの出番はあると予想した人も多かったはずだ。
しかし、蓋を開けてみれば、矢吹がストーリーにからむことはほぼなかった。
セリフらしいセリフといえば、第1話で、クラスメイトが生成AIでつくった御上の動画を見ながら「え、笑うと可愛いじゃん!」と反応した場面。また第4話で文化祭の出し物をめぐる議論のなかで、「私は、晴山はやらないんだっけ? 何度か聞かれてつらかったです」と語った場面。全体を通して、おもな発言シーンはこの程度だった。
最終回でも、教室でのシーンで矢吹の姿は見られたものの、セリフは皆無。最終回目前に公開された、生徒一人ひとりの卒業コメントでは、「みんなのお芝居を見て学ばせてもらうことばかりでした。(中略)生徒たちの表情を撮るときは目が合うように毎回立ち位置をずらしてくださったりするなど、常に気にかけてくださった御上先生に感謝の気持でいっぱいです」とつづっていた。
ドラマのストーリー上、学校だけでなく文科省でも物語が展開するため、生徒たちを見せる時間が少なかったことも要因にひとつだろう。Xでは、矢吹の出演シーンのあまりの少なさに、がっかりする声が集まっている。
《御上先生とっても良いドラマだったけど、一点だけ不満だ 奈子ちゃんの見せ場なさすぎでしょ、矢吹奈子の無駄遣い》
《御上先生最終回でようやく矢吹奈子見つけられた 真ん中の一番後ろの席座ってたのか》
《御上先生おもしろくて大好きなドラマだったけど唯一残念なのが空気な生徒が多かったな 奈子ちゃんもっと活躍してほしかった》
生徒役が29名もいる “大所帯” のため、 1人あたりのセリフ量が少なくなったのは仕方ない気もするが……。