
元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏が、4月7日、自身のXを更新。《昨日のMRサンデーでの私の発言について、私の言葉足らずのために本意を伝えることができず反省しています》と謝罪した。
長野氏は4月6日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に出演。中居正広氏の性加害について、なぜ元女性アナウンサーが中居氏の誘いを断れなかったのかと聞かれ、
「私、嫌だったら行かないと思うんですけど」
「いろいろな社員の話をきくと、よい仕事をするよりも、有名人や政治家とか太いパイプを持ってるほうが評価されるという空気があったと。そういうことを気にする人は断りづらいと思ったのかもしれない」
とコメント。被害女性アナの当時の状況を推測していた。だが、「嫌だったら行かないと思う」という発言について、Xでは、
《これ “中居の自宅に行った被害者が悪い” って言ってるよね。ひど過ぎる》
《後輩を守るどころかまさかの二次加害……「私、嫌だったら行かないと思うんですけど」って酷いな》
などの批判が多数あがっていた。こうしたなか、長野氏はXで発言について謝罪し、その真意を次のように説明した。
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《ほとんどのアナウンサーは、日々真摯に実直に仕事に向き合い、yes,noを判断して行動をしています。被害者Aさんもその一人で、むしろ、仕事に真摯であるからこそ、編成幹部B氏の繋いだ業務の延長線上という特殊事案において、「中居氏を怒らせてはいけない」という思いで行動し、結果的に事件に巻き込まれてしまいました。悪いのは言うまでもなく、加害者です》
番組では、他の出演者から長野氏の発言に対し「いまの言い方だと、Aさんが断れなかったのを責めるように聞こえるのでやめたほうがいい」と忠告された場面も。
この点については《指摘を受けたとき、うまく伝えられなかったと思ったのですが、時間がなく言い直すことができませんでした》と説明。《不快な思いをされた方にお詫びします。申し訳ありませんでした》と謝罪した。
しかし、この長野氏の釈明に対するコメントは、
《言葉足らずで許されるような発言ではありません。同じ女性としてとても悲しい気持ちになり、怒りを感じます。同業種の先輩に味方がいなかったんだな、という印象も強まりました》
《問題は言葉足らずではなく根本的な認識です》
など、批判的な意見が圧倒的に多く、まさに “火に油” という状況だ。
タレントの東ちづるは、4月7日、Xを更新。
《4年間の会社員時代も、芸能界で若かった時代も、「嫌だったら行かないという選択肢」はないことがあった。早く帰りたいと思いつつその場を取り繕ろい、それが社会を生き抜く術だと我慢してきた。が、今はセクハラ認定に。なのに、こういうことを分かろうとしない大人達が今も存在することに唖然とする》
名指しこそしていないものの、この投稿が長野氏の発言に対する批判であることは明らかだ。