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SNSで話題の“ドバイ案件”に「そんな国ちゃうわ!」「行ったら命の保証はない」インフルエンサーたちが侃々諤々

“ドバイ案件”に警鐘を鳴らしたインフルエンサーのくりえみ(写真・本人Instagramより)
4月末ごろから、X上で真偽不明の「ドバイ案件」なるワードが拡散され、思わず耳を疑う内容と相まって、話題を呼んでいる。
「発端は、ある“港区系女子”が、ドバイ在住の富豪の相手をする“出稼ぎ”に参加したところ、動物のヤギの相手をさせられ、その報酬として1億円を手にした、という真偽不明の噂です。いわゆる“ドバイ案件”とは、一晩で人生が変わるくらいの高額報酬を手にする代わりに、富豪の望む性接待や行為をさせられるというもので、知人やスカウトに誘われて参加する説や、キラキラ投稿をしている女性インフルエンサーにDMで直接誘いが来る説、また案件に参加するにはオーディションがある説など、さまざまな説が飛びかっています。
これらは都市伝説の類かと思いきや、実際にドバイでひどい目に遭ったという体験談のような書き込みをする女性もいて、著名人たちも反応する事態となっています」(スポーツ紙記者)
【関連記事:ドバイで失踪の美人インフルエンサーが血まみれで発見も警察は“自殺示唆”日本人女性も狙われる危険な海外出稼ぎ事情】
元参院議員で、2022年から2023年にかけて「暴露系YouTuber」として、ドバイを拠点にした配信をおこなった「ガーシー」こと東谷義和氏は、4月29日、自身のXで、
《ドバイでヤギがどうとかSNSで騒がれとるけど、ドバイは、UAEはそんな国ちゃうわ!》
と、噂を一蹴。
《行ったこともない、住んだこともないやつの何の根拠もない投稿や言動で、ドバイのことを勘違いされるんは、ほんまイヤ!》
として、噂がまったくの嘘であるという見解を示した。その一方で、明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏は4月30日、Xで、
《ドバイ案件、やばい 日本もそこまで落ちたかと、悲しくなる。最初はフィクションかと思ったけど、英語で調べたら、色々出てくる》
とつづり、ヤギや犬の動物の絵文字をポスト。噂が「ただの噂」ではなさそうなことを指摘した竹田氏の投稿は、5月5日17時の時点で1774万回のインプレッションを記録している。
そうしたなか、さらに具体的に踏み込んだ言及をしたのは、134万人のフォロワーを誇る起業家グラドルのくりえみだ。4月30日、Instagramのストーリーズを更新した彼女は、
《今話題になっているドバイ案件について、オーディションに落ちても50万円貰えるなら行ってみたいとかコメントを見かけたけど、》
と切り出すと、
《個人的な意見としては、基本的に行ったら命の保証はないと思った方がいいと思います。大袈裟かもしれないけど、本当にそうだと思います》
と投稿。3年前くらいから“また聞き”で、体験した人の話も実際に聞いていたという彼女は、
《とても人間が受ける行為じゃないということは噂ベースで聞いていました》《又聞きなので本当の真実は分からないけど死んでも自殺や不慮の事故だと隠蔽工作されるかもしれないし、年間大量に存在している行方不明者は本当に行方不明なんだろうかっていうお話でもあると思います》
などと、危険性を指摘。そのうえで、
《そしてそういうお誘いは本当にDMから来るので(今調べたら私にも過去dmで来ていた)本当に安易に誘いに乗らないことを徹底すべきだと思いました》
と注意喚起した。
「Xで『ドバイ案件』を検索すると、さまざまな真偽不明の話がたくさん出てきます。実際、3月には、動画投稿プラットフォーム『OnlyFans』の人気投稿者で、20歳のウクライナ人女性、マリア・コバルチュクさんが全身を骨折し、血まみれになった状態でドバイの路上で発見され、海外で波紋を呼びました。発見時に、骨折のほかに鋭利な刃物で切り裂かれたような傷が全身にあり、また、性器にも裂傷があったと複数のメディアが病院関係者の話として報じています。参加したパーティでなんらかのトラブルに巻き込まれたと見られていますが、一方、ドバイ警察はこうした筋の捜査をあえて避けるかのようなコメントを出しています。
いずれにせよ身の安全の保障がない海外で、性を売りにするのは非常に危険なのは間違いないでしょう」(同前)
危きには近寄らず、が賢明だ。