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妻夫木聡「基地があるから生きていけた人もいる」沖縄での発言が波紋…主演映画公開前に“逆風”

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記事投稿日:2025.06.10 19:15 最終更新日:2025.06.10 20:48
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
妻夫木聡「基地があるから生きていけた人もいる」沖縄での発言が波紋…主演映画公開前に“逆風”

 

 

 9月公開予定の、映画『宝島』。戦後米軍統治下の沖縄を舞台にした本作にちなみ、6月8日、特別交流会が那覇市立那覇中学校で行われ、主演妻夫木聡、広瀬すずらが登壇。“沖縄の平和と未来”を主題に、沖縄の32人の生徒たちと語り合った。ところが、この中で物議をかもす問答が起きてしまったようだ。

 

 日刊スポーツの報道によれば、妻夫木は子供たちに「知らない時代を描いた作品だが、時代の変化をどう感じましたか?」と質問。さらに「映画に出てきた人と私たちを比べると、どちらが幸せか?」とも尋ねたという。生徒たちにとってかなり切り込んだ質問と言えそうだ。生徒たちからはさまざまな意見が飛び交ったという。

 

 

 そして妻夫木は次のように持論を展開したという。

 

「基地があるから生きていけた人もいる。ただの憎しみだけじゃないと思う。実際、当時を知る人は、怒りだけじゃなかったと言っていた。アメリカに対して怒りを持った人もいたけど、アメリカがいるからこそ生きられた人もいたと思う」

 

 さらに「幸せの価値観はとても難しい。何が正義なのかわからない時代なので、私たちは先人たちの思いを胸に生きていかなければならない」と、自身の質問の意図を生徒たちに説明したのだ。

 

 だがこのコメントが報道されると、Xには、彼の発言に対し多数の疑問が投稿された。

 

《妻夫木は、もっと戦前からの沖縄の歴史を学んでから「基地があるから」発言すべきだよな、美化された沖縄の歴史だけで言っていい事悪い事判断しろよ》

 

《県外出身俳優に言われる地獄》

 

《米軍の飛行機が自宅に落ちてきても同じ事を言えるだろうか?》

 

 本作の公式ホームページには、「アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実」が描かれる旨が記載されているが……。一方、妻夫木の沖縄への思い入れは確かなようだ。

 

「妻夫木さんは、映画に出演するにあたり、撮影前にコザにある資料館訪問や、実際に戦争体験者への取材を敢行したそうです。6月8日に行われた映画『宝島』の特別交流会でも、当時のことを思い起こして話をしていました。

 

 また、妻夫木さんが沖縄を題材のひとつにした映画に出演するのは初めてではありません。2016年公開映画『怒り』でも時代は違うとはいえ、米兵による少女暴行事件や基地が抱える沖縄の現状が描かれました。

 

 そうしたキャリアを見ると、戦後の沖縄の混とんや、現在も解決していない基地問題などへの理解がないとは思えないのですが……。実情を無視したともとれる妻夫木さんの発言により、中には作品に対しても不信感を抱いた人もいたようです。公開を前に、思わぬ逆風が吹いてしまったようですね」(芸能記者)

 

 戦後80年経った今でも、沖縄の基地問題は解決していない。妻夫木聡の発言が映画の興行収入に影響を及ぼさなければいいのだが――。

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