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『silent』に寄せられる“令和版『オレンジデイズ』”の声 “本家”脚本家は1月に広瀬すず主演で恋愛ドラマ参戦

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.12.25 17:37FLASH編集部

『silent』に寄せられる“令和版『オレンジデイズ』”の声 “本家”脚本家は1月に広瀬すず主演で恋愛ドラマ参戦

本誌が目撃した『silent』撮影中の川口春奈

 

 まさに“静かな熱狂”だったということだろう。

 

 12月22日に放送された、川口春奈主演のドラマ『silent』(フジテレビ系)の最終回。

 

 最後に番組最高をマークした視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区。以下同)と、かつての人気ドラマから考えると物足りない数字かもしれないが、民放各局の見逃し配信サービス「TVer」では、再生回数の歴代最高記録を更新した。

 

 

 各回放送後のTwitterトレンドも、同作の話題で持ちきりになるなど、確実に“ブームの輪”は広がっていった印象だ。

 

 かつては「月9ブーム」などで、隆盛を極めた恋愛ドラマ。『silent』は“純愛モノ”としては、久々のヒットだった。物語は、川口演じる「紬(つむぎ)」と、Snow Man目黒蓮が演じる「想(そう)」の元恋人同士が、高校卒業以来に再会することで始まる。周囲には隠していたが、想は高校卒業後、徐々に耳が聞こえなくなり、「中途失聴者」として暮らしていたことが、再会後に判明。そんな2人が、徐々に距離を縮めていくというストーリーだ。

 

 物語の内容について、インターネット上ではこんな声も上がっていた。

 

《silent、並べるのは違うだろうけれども自分の中にあるずっと忘れられないドラマのひとつであるオレンジデイズと同じくしてこの後の人生において忘れない作品》

 

《まじこれ、令和版オレンジデイズだな...あれは最後柴咲コウが手術して、声出るようになるんだっけ?》

 

《『silent』を観た人へ。『オレンジデイズ』も、ぜひ観て欲しい。18年も前のドラマだから、スマホじゃなくてガラケー。そして、音声自動翻訳機もない。ろう者だから就活も困難。Z世代の人たちが観たら、驚くこともあると思う。けれど、学ぶことも多い》

 

 妻夫木聡と柴咲コウのダブル主演で、2004年に放送されたドラマ『オレンジデイズ』(TBS系)は、最高視聴率23.0%を記録した大ヒットドラマ。脚本は『愛していると言ってくれ』(TBS系)なども手掛けた、北川悦吏子氏だ。

 

「どちらの作品も、中途失聴者の相手と恋する物語を描いている、という共通点があります。失聴者に合わせて、主人公たちが手話で会話するのも、似ているかもしれません。もっと言えば『愛していると言ってくれ』も、失調者とのラブストーリーでした。

 

 しかし、『silent』はかつては普通に会話していた元恋人同士、という要素があり、そうした回想シーンが多く含まれていました。そのため、北川氏脚本のドラマとまったく同じというわけではありません」(芸能記者)

 

 とはいえ、扱ったテーマが似ていることや、ラブストーリーであることから、物語に類似性を感じた人々が多かったようだ。

 

 前出の芸能記者は、2023年1月から始まるドラマに、注目しているという。

 

広瀬すずさん主演の連続ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)が始まるんです。この脚本を務めているのが北川氏です。次クールに“本家登場”といったところなんですよ」

 

 広瀬が主演で、「King&Prince」の永瀬廉が“お相手”として出演する。広瀬は九州から上京したデザイナー志望の若者を演じ、上京後に出会った永瀬演じる音楽家志望の青年と出会い、恋に落ちるというストーリーのようだ。

 

 同ドラマの公式サイトにはしっかりと《『オレンジデイズ』以来19年ぶり…脚本・北川悦吏子が今の時代に贈る“青春ラブストーリー”の集大成》という煽り文句も載せられている。

 

「30秒ほどの予告編が公開されていますが、Twitterなどでの前評判は上々です。もしかしたら“『silent』ロス”の視聴者にも刺さっているのかもしれません。

 

 いまは視聴率だけでなく、ネット上の“バズり”も重視される時代です。その点で大ヒットした『silent』のあとに、“本家”の北川氏の作品がどれだけ受け入れられるかが見ものですね」(前出・芸能記者)

 

 前評判は、まずまず順調のようだ。

( SmartFLASH )

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