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『キャスター』最終話に “2秒” と “10秒” しか出演できなかった人気俳優2人…永野芽郁のスキャンダルは最後までドラマに悪影響

期待されていた人気俳優2人が、たった2秒と10秒しか出演しなかったのだが、どうしても永野芽郁のスキャンダルの影響が気になってしまい……。
6月15日(日)に阿部寛主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系)最終話(第10話)が放送された。
架空の報道番組「ニュースゲート」を舞台に、新キャスターとして抜擢された進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し、悪を裁いていくという社会派エンターテインメント。
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永野芽郁が演じる崎久保華はテレビ局員で「ニュースゲート」の総合演出。自分なりの正義を胸に、報道に向き合っていくバイタリティあふれるキャラクターである。
そして、最終話にチラッとしか登場しなかった人気俳優2人とは、第1話から出演していた韓国人俳優のキム・ムジュンと、最終話のみのゲスト出演となったtimeleszの寺西拓人のことだ。
■第1話からAD役で出演していたキム・ムジュン
まずはキム・ムジュンについて。
永野芽郁のスキャンダルで彼の名を初めて知ったという人も多いだろう。キムといえば、不倫報道が飛び出した田中圭と並んで永野宅に泊まった人物。要するに、永野に二股されていたとされる俳優だ。
『キャスター』でAD役を演じていたキムはレギュラーだったはずだが、2番手キャストで起用されていた永野を出演させないわけにはいかず、その結果、キムの出演シーンが激減したともっぱらの噂。実際、彼が出演しない回も何度かあり、出演したとしても登場シーンは少ないという状況になっていた。
そして迎えた最終話。キムは一応出演したのだが、顔がきちんと認識できる大きさで映ったのは、たった2秒程度でセリフはなし。
「ニュースゲート」生放送中のシーンで出演しており、スタジオを引きの画で映した際に小さく映った場面もあったが、そのほか大勢のなかに紛れている感じだったので、まともに出演したのは2秒だけだった。
永野のせいで出番が極端に減ってしまったと考えるのが妥当だろう。
ちなみに、永野宅にお泊りしたのはキム自身の判断なのだから自業自得という意見もあるかもしれないが、騒動がここまで大きくなったのは永野と田中の不倫疑惑があったから。
もし永野のお相手がキムだけであれば、若い独身俳優同士のありふれた熱愛でしかないので、世間もマスコミも2人を温かく見守っただろうし、彼の出演シーンがここまで少なくなることはなかったのではないか。
■最終話に “謎の男” 役でゲスト出演した寺西拓人
続いてtimeleszの寺西拓人について。
timeleszと言えば、今年もっとも話題を集めたSTARTO ENTERTAINMENTのアイドルグループ。もともとは5人組のSexy Zoneだったが、2人脱退者が出て3人体制になったタイミングでtimeleszに改名し、新メンバーオーディションを開催。
今年2月に新規の5人を加えて8人体制となったのだが、その新メンバーの1人が寺西である。
寺西は「国民の元彼」の異名を誇る甘いマスクで非常に人気が高く、彼が最終話の鍵を握る “謎の男” としてゲスト出演すると発表されていたため、timeleszファンを中心に盛り上がっていた。けれど、フタを開けてみると寺西の出演シーンは終盤のわずか10秒ほど。
「遅くなりました。ライオンがキャスターをやってる4コマ漫画、やっと見つけましたよ。今度は彼女を狙うんですか?」
主人公・進藤の元妻と娘を怪しげに見つめながらこのセリフを語っており、たしかにキーマン的な役どころではあったのだが、いかんせん出演シーンが短すぎ。最終話の主要キャラになると期待していたファンのなかには、がっかりした人もいただろう。
それはさておき、寺西は悪巧みをしている表情だったので新たな悪役なのだろうが、最終話のラストで登場したとあって、“続編匂わせ要員” だったとも言える。
そのため『キャスター』の続編が制作されるとしたら、寺西の出演はほぼ確定だし、今度こそ出番が多くなるに違いない。
しかし、残念ながら続編の可能性は下がってしまっている。2番手キャストで重要な役どころを演じた永野のスキャンダルの影響で、続編制作の話がお蔵入りになることも考えられるからだ。
『キャスター』は第1話で世帯平均視聴率(関東地区/ビデオリサーチ調べ)14.2%の好スタートを切り、第7話までは二桁視聴率をキープしていたのだが、終盤となる第8話と第9話で9%台に陥落。
最終話は12.0%まで盛り返したものの後半は失速気味だったのは否めないので、永野のスキャンダルが出ていなくても続編制作は叶わなかったかもしれないが、いずれにしても永野問題と視聴率低下の2つのマイナス要因により、続編は厳しくなっただろう。
つまり、永野が寺西に直接なにかしたわけではないが、寺西が主要キャラの一角を担うかもしれなかった『キャスター』の続編制作、その可能性を永野が激減させたと言えるのだ。
――最終話でほんの少ししか出番がなかったキム・ムジュンと寺西拓人。彼らのファンの憤りの矛先は、永野芽郁に向いてしまっているのかもしれない。