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【あんぱん】二宮和也、待望の登場にファン歓喜も…若すぎて「父親に見えない」の声

二宮和也
6月19日放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』第59話に、二宮和也が登場した。
中国の戦地で空腹のため倒れた嵩(北村匠海)。意識が遠のいていくなか、「嵩、嵩」と呼びかける声がする。嵩の前にいたのは、亡くなった父・清(二宮和也)だった。清は、
「こんなくだらん戦争で、大切な息子たちを死なせてたまるか。だが、こんな惨めでくだらない戦争を起こしたのは人間だ。でも人間は、美しいものをつくることもできる。人は人を助け、喜ばせることもできる」
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「いいか、嵩。お前は父さんのぶんも生きて、みんなが喜べるものをつくるんだ。何十年かかったっていい。あきらめずにつくり続けるんだ」
と語り、去ってゆく。
重度の栄養失調で死線を彷徨っていた嵩だが、意識を取り戻すと目の前には親友の健太郎(高橋文哉)がおり、補給隊が来て食料が届いたと告げられるーーという話が展開した。
「二宮さんが演じる清は、これまで嵩の一家が揃ってあんぱんを食べる回想シーンのみの登場でした。清は物語が始まったときはすでに亡くなっているという設定ですが、嵩の父という重要な役どころにもかかわらず、あまりにも出演が少ないと話題になっていました。
視聴者を焦らしに焦らして、満を持しての登場といったところでしょう。
清が語った言葉は、今後、嵩が生きていくうえでの “道標” とも言えるもので、『あんぱん』のストーリーのなかでも、非常に重要な場面となりました」
二宮のようやくの登場に、Xでは、
《朝ドラに……やっとニノちゃんが……待ってたよ》
《さすがは二宮くんでしたね…三途の川を渡りかけてる嵩にお父さんが会いにくるって、ともすればあまりにも陳腐すぎるシチュエーションだけど、そう思わせなかった存在感と演技力…脱帽》
など称賛する声が多数みられる。だが、なかには、こんな意見も。
《何で二宮なんだ 若過ぎて コントにしか見えない》
《しかしニノくんが若々しすぎるので普通に同級生にしか見えない件》
「二宮さんと嵩役の北村さんは、たしかに父子にはみえないかもしれません。しかし、嵩のモデルである、やなせたかしさんのお父さんが亡くなったのは33歳です。二宮さんの実年齢は42歳ですが、童顔なので33歳という設定でも違和感はありません。そう考えると、あのシーンも納得いくのでは」(同)
この第59話のオープニングのタイトルロゴは白黒。RADWIMPSの主題歌はなく、キャストなどのクレジットも、ドラマのラストに表示されるという、朝ドラには異例の演出で放送された。さまざまな意味で、「特別な回」だったといえそうだ。