エンタメ・アイドル
「バカにしてるんじゃないか」料理研究家リュウジ氏『ヒルナンデス!』降板の真相明かす…日テレの “縛り” に集まる疑問

リュウジ
「若干バカにしてるんじゃないかなとは思いますけどね。あんなぞんざいな扱い方してたら、出たいっていう人もあんまりいなくなるんじゃないかなと思いますけどね」
チャンネル登録者数528万人を誇るYouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』の主宰者で、大人気料理研究家のリュウジ氏が、『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』に出演。過去に自身が出演していた日本テレビ系のバラエティ番組『ヒルナンデス!』を降板させられていたことを明かして、話題となっている。
「2019年2月から2022年3月ごろまで『ヒルナンデス!』に不定期で出演していたリュウジ氏は、タレントにさまざまな縛りを設ける企業が多いという話の流れから、テレビ局の縛りについても『めっちゃありますよ』と発言。
【関連記事:「虚無レシピ」が話題!料理研究家YouTuber・リュウジが伝授する「秒速で“男めし”を作る方法」】
街録chの三谷三四郎氏から『特に日テレとかは、けっこう顕著かなと思いますね』と振られると、『日テレめっちゃあるんですよ。だって俺、切られましたもん、ヒルナンデス!』と、同番組から降板させられていた事実を明かしました。
同番組に隔週の不定期で呼ばれていたリュウジ氏は、同番組の出演がなかった週に、裏番組の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に出演。すると、それ以降、『ヒルナンデス!』からいっさい呼ばれなくなったそうです。
『かなり憤りを感じてますけど、制作が悪いんだか、プロデューサーが悪いんだか全然わかんないんで』と語ると、同局への静かな怒りとともに、冒頭のコメント。クリエイターを大事にしない同局の番組作りの姿勢に憤慨していました」(芸能記者)
元テレビディレクターの三谷氏は、日テレが裏かぶりを嫌がってタレントを自局で囲おうとするのは、自身がADをやっていた2010年代からの悪しき習慣だと説明。
さらに、リュウジ氏は、「お金がないから」という理由でフード・コーディネーターをつけてくれない日テレのために、同局のADをフード・コーディネーターのレベルにまで育て上げたことも告白。
そうした画面外の協力も惜しまず、番組に尽力したにもかかわらず、「5時間ぶっ通しでやって、ひと放送のギャラが2万いくらかだった」とギャラの安さもぶっちゃけていた。
リュウジ氏の告白に、X上では、
《5時間拘束でギャラ2万円ってテレビ出演で許される水準じゃないよな…よく今まで我慢したなあ》
《フードコーディネーター付かないので、ADの育成までしてたとは!》
《手抜き金ケチで番組作るんならもうずっとニュースだけ流しとけよな》
など、日テレの番組作りの姿勢に批判的な声があがっている。前出・芸能記者がこう語る。
「日本テレビは、2025年6月に『複数のコンプライアンス違反』が発覚した元TOKIO 国分太一さんの『ザ!鉄腕!DASH!!』降板を発表する緊急会見で、何を聞かれても『お答えできません』を連発した福田博之社長の会見に批判が殺到したばかりです。
最後まで貫かれた “逃げの会見” に、X上では、2023年に同局で実写化した漫画『セクシー田中さん』の原作者とドラマ制作陣をめぐるトラブルの末、原作者が急逝しても会見を開かなかった日テレの対応まで持ち出され、批判の声が複数あがる事態となっていました。
また、2024年には『24時間テレビ』内で放送された、萩本欽一さんと妻・澄子さんを描いた再現ドラマが、『日テレからの事前説明がなかった』と萩本さん本人から物言いがつく騒動もありました。
さらにいえば、系列局の局長による10年にわたる寄付金の着服騒動があった『24時間テレビ』が今年の夏も放送されることに、視聴者から多くの批判が集まっています」
今回のリュウジ氏の告白は、視聴者の日テレへの不信感をさらに高めることになってしまった。
「タレントの “裏かぶり” 厳禁というルールは、あくまでテレビ業界独自のもの。大メディアといえばテレビしかなかった時代には誰もが従うしかありませんでしたが、リュウジさんのようにYouTubeなど多方面で活躍する人が出てきたいま、こうしたルールを見直していくしかないでしょう」(同)
「オールドメディア」と呼ばれて久しいテレビがいつまでも変わらないままでは、たしかにリュウジ氏の言うとおり、出演者からもそっぽを向かれてしまいそうだ。