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コロチキ・ナダル、大河出演で見せた“坊主役”…クズキャラのいっぽうで“俳優路線”が期待できる理由

お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダル
7月13日放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第27回に、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが出演し話題を呼んでいる。
「ナダルさんが演じたのは江戸城の表坊主です。出演は30秒ほどで、短いながらもセリフもあるものでした。表坊主とは大名や諸役人に仕えるいわば“アシスタント”です。表裏の事情を見聞きする立場にあるため、“腹黒い”一面を持っており、ナダルさんのキャラクターにマッチしたものでした」(エンタメ系ライター)
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X上でもその“適役”ぶりを指摘する声が相次いでいる。
《ナダルあまりにも大河顔で笑ってしまう似合いすぎでしょ》
《ナダルって意外に時代劇イケるかんじだよね》
《ほんと時代劇に馴染んでおられました。これが初めてではない、何度もこうやって偉いお武家様を案内してきたんだろうなという雰囲気を感じましたよ~~さすがコントキング》
ナダルは今回の大河のほか、2024年には映画出演も果たしている。
「ナダルさんは2024年公開の山田孝之さんと仲野太賀さんがW主演を果たした時代劇映画『十一人の賊軍』に出演しています。こちらも端役の出演ながら“眼力”の強さが話題となりました」(前出・エンタメ系ライター)
現在バラエティ番組で活躍するナダルにとって、俳優業は新たな活路となる可能性もある。
「ナダルさんはバラエティでは“性格の悪いキャラ”とされており、過激なドッキリ企画のターゲットに選ばれています。2018年5月には『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画で、車に押し込まれ路上から連れ去られる様子が一般人に目撃され、警察に通報される騒ぎにも発展しました。そんな“芸人らしい”一面を見せるいっぽうで、俳優業でも結果を残せば、芸能界で息長く暮らすこともできるでしょう」(前出・エンタメ系ライター)
お笑いと並び俳優業もこなしている人物としては片岡鶴太郎や、ナダルが所属する吉本興業の先輩では元ほっしゃん。こと星田英利などがいる。ナダルも俳優としてのポテンシャルを持ち合わせていると指摘するのはテレビ業界関係者だ。
「ナダルさんはお笑いでは『キングオブコント2015』(TBS系)で優勝を果たした実力派。コント芸人はネタの中でさまざまな職業やキャラを使い分けるので、もともと演技に向いている方が多い。さらに身長178センチの長身の持ち主かつ、顔も体つきもしっかりとしていますので、俳優には適役です。“クズキャラ”をふまえた悪どい役柄はもちろん、芸人のイメージとは異なる“気の良い兄ちゃん”のような幅広い役柄をこなせるのでは」
今回、短い出演ながらもしっかりと存在感をアピールしたナダル。次の“仕事”にも注目が集まる。