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役所広司、新ドラマが世界配信…“後輩俳優”が本誌に語っていた「仲代達矢に叱責」された「無名塾」時代

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記事投稿日:2025.09.13 14:30 最終更新日:2025.09.13 16:02
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
役所広司、新ドラマが世界配信…“後輩俳優”が本誌に語っていた「仲代達矢に叱責」された「無名塾」時代

役所広司の芸名は区役所に勤務していたことから仲代達矢に名づけられた

 

Netflix」が、2025年9月に日本でのサービス開始10周年になることから、2026年に『地獄に堕ちるわよ』(戸田恵梨香主演)、『俺のこと、なんか言ってた?』(役所広司主演)、アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』の3作を、世界独占配信することを発表した。

 

「なかでも注目されているのは、宮藤官九郎さんが脚本を手がける『俺のこと、なんか言ってた?』です。役所さんはNetflixの公式ウェブサイトで《宮藤官九郎さんの緻密で、ぶっ飛んでて、笑えて、妙に感動的な素晴らしい脚本です》と語っています。さらに企画・プロデュースは、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)で宮藤さんとタッグを組んだ磯山晶さんです。

 

 本作は完全オリジナル脚本で、テーマは『承認欲求』。役所さん演じる、世界で活躍する俳優の高瀬川玄(役所)は2年ぶりに帰国を果たしますが、完全に忘れ去られた存在になっていたのです。承認欲求を持て余す高瀬川にとって最大の悲劇ですが、さて、どうするのか……といったストーリーです」(芸能記者)

 

 

 主演を務めた2023年の映画『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を獲得するなど、日本を代表する俳優の役所。しかし、役者人生をスタートさせるきっかけになった俳優養成所「無名塾」に所属していたころは、どうやら“優等生”ではなかったようだ。

 

「無名塾は、俳優の仲代達矢さんと夫人の故・宮崎恭子さんの自宅にあった小さな稽古場に、俳優を目指す若者たちが集まったことからに自然発生的に立ち上がった私塾です。1977年に塾生を一般公募しましたが、その1期生が役所広司さん、若村麻由美さんらでした。

 

 やがて『無名塾』の名前が広く知られるようになると、入塾の倍率は200倍を超えるほどになりました。所属すれば舞台出演などで給料がもらえるため『アルバイト禁止』という規則があったことでも、演劇人から注目されていました」(舞台関係者)

 

 そこで役所は、演技に磨きをかけていくことになるのだが、一緒に研鑽を積んだ俳優の益岡徹は、かつて本誌のインタビューで、役所との“やんちゃ”な思い出を語っていた。

 

「僕と役所さんは年齢は同じですが、無名塾では彼が2期先輩でした。稽古が終わると、2人でよく飲みに行きましたが、飲み始めると朝まで。そのまま稽古に行くこともあって、酒臭いのですぐに奥様の宮崎恭子さんにバレてしまう。

 

 そして『新入生を連れ回して、何をやってるの』と怒られるのは、いつも役所さんの役目でした」

 

 役所は後に、「彼(益岡)といると落ち着くんだよ」と周囲に明かしている。

 

 また仲代は「役所はよく遅刻をする。入塾式にも遅刻してきた」と語っている。そのため「約束の時間より1時間、2時間前に来い」と叱責、厳命したそうだ。

 

 そんな愛弟子に「役所広司」という名前をつけたのは仲代だった。仲代もまた、新作の配信を待ち望んでいることだろう。

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