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「日本の代表も決めさせて」つるの剛士 小泉進次郎氏の“ステマ発覚”批判に「ほんとにそれ」「全く同意見」ネット共感

2022年10月、本誌のふるさと納税企画に出演したつるの剛士
現在、5人の候補者によって争われている自民党総裁選。9月25日発売の『週刊文春』で、有力候補と目されてきた小泉進次郎農水相の陣営で、悪質な“ステマ作戦”がおこなわれていたことが報じられた。
「同報道によって、小泉氏のInstagramのコメント欄には《総裁選を辞退して下さい》などといった声が相次ぎ、26日には『総裁選辞退』がネットのトレンドワード入り。小泉氏は26日の記者会見で、『私自身も知らなかったこととはいえ、総裁選にかかわることでもあるので、申し訳なく思う』などと事実関係を認めて陳謝。小泉陣営の広報班長で、小泉氏に好意的なコメントを動画配信サイトに投稿するよう指示していた牧島かれん元デジタル相は陣営幹部を辞任しましたが、SNSでは小泉氏に対する批判が溢れかえっています。
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しかし、小泉氏はその後、Instagramのコメント欄を閉鎖。国民の批判はさすがに小泉氏の耳にも届いているはずですが、改めて、自民党総裁選に国民の声が反映されづらい構造に対し、SNSで人々の不満が爆発しています」(政治部記者)
そうしたなか、9月25日、自身のXに『小泉陣営、配信動画に「やらせコメント」要請 週刊誌報道に事実認める』という「毎日新聞」の記事を貼り付け、
《“偽情報を許さない”SNSを規制する”…とか言ってましたが、ステマ、自演、やらせは偽情報にあたらないのでしょうか》
と投稿したのが、タレントのつるの剛士だ。小泉陣営のステマ作戦に苦言を呈したつるののポストに、コメント欄には、
《ほんとにそれです》
《私も全く同意見です》
《こんな卑怯なことする人間に総理になる資格はありませんね。総理になったらもっと情報操作やるでしょう》
《ネットはデマばかりと批判しながら、自分たちはネットでステマ?自演?やらせ?秘書がやりました?小泉陣営、小泉陣営の支持者?卑怯すぎませんか?》
《ロシア発言、消し込み発言、そしてこれ。結局やってるの自分らという。自分がやることは他人もやると思い込むみたいですよね。メディアに偏向させ、不利な情報は消し込み、ステマ。既に3アウト》
など、多くの共感が寄せられ、28日時点で355万回のインプレッションを記録する注目度となっている。
「つるのさんは、自身のポストを引用しつつ、翌26日にも《党、政治の信頼を取り戻すための総裁選とか言ってませんでしたか》《日本の代表も国民投票で決めさせてほしい》と、連続でポスト。自民党総裁選のあり方に不満を漏らしました。
自民党は、9月21日に『自民党広報』の公式Xが、『SNSにおける誤情報・誹謗中傷について』のタイトルで、《安心して意見を交わせる自由で健全な言論空間は民主主義を守るために必要です。自民党はSNSにおける誤情報の投稿や悪質な誹謗中傷を繰り返すアカウントに対しては、事実に基づき、必要に応じて開示請求といった法的措置を含む対応を適切に行なってまいります》と投稿しています。この投稿を持ち出して、《政府による悪質な誤情報に該当しますね》と今回の小泉氏の件を批判する声も多くあがっています」(同前)
とはいえ、党内では“民意”を慎重に見定めているはずだと指摘するのは政治ジャーナリストだ。
「総裁選はあくまで自民党のリーダーを決めるものですから、つるのさんが提案するような国民投票はできません。とはいえ、もしここで“不適格”な人物を選べば近い将来自民党が壊滅的なダメージを受けるのは必至です。
小泉氏の圧勝で、ほぼ出来レースかと思われた今回の総裁選ですが、少し雲行きが怪しくなってきましたね。いずれにせよ自民党がかつてない危機を迎えているのはまちがいないでしょう」
誰が選ばれても、多くの国民が自民党に失望しているのは間違いない。