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勝つぜM-1「かまいたち」お笑い界の二刀流でギャラ↑目指す
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.23 20:00 最終更新日:2018.11.23 21:00
初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。
SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。
まず1組目は「かまいたち」。昨年、コント日本一を決める「キングオブコント2017」で優勝を果たし、その勢いでM-1グランプリ2017でも決勝進出したが、優勝はならず。お笑い史上初のコントと漫才制覇を2年越しで果たすべく、気合いをみなぎらせている。
――決勝進出おめでとうございます。
山内健司 ありがとうございます。とりあえず決勝まで行けてよかった。いまは「さあ、ここから気合いを入れてやな」という気持ちが大きいです。
濱家隆一 昨年はキングオブコントで優勝して、すぐ後にM-1でしたが、今年はM-1に一年かけてきたので、決勝に進めて嬉しいです。でも、優勝以外はまったく意味がないので。優勝以外で意味があったのは、(昨年のキングオブコント準優勝の)にゃんこスターだけですから!
――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか?
山内 家を買いたいです。「家を買う」と今から言っておけば、審査とか通りやすいんじゃないかと思って(笑)。タワーマンションの玄関が内側にあるタイプ、100平米以上を狙っています。
濱家 僕は周りの人に配ろうと思います。キングオブコントのときも親にあげたんですけど、すごく喜んでくれて、めっちゃ気持ちよかったんです(笑)。
――お2人は「座右の銘」ってありますか?
濱家 「人にやさしく」ですかね。
山内 いや、「素直・謙虚・感謝」ちゃう?
濱家 それや! そっちにします。森脇健児さんのお言葉です。
山内 僕は「為せば成る」ですね。キングオブコントで優勝したころからそう思うようになりました。「為せば成る 為さねばならぬ何事も……」。
濱家 長いっ! 「為せば成る」だけにしとき!
山内 「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」です。
濱家 全部覚えてるとは、ほんまに好きなんやな(笑)。
――特に世話になっている先輩芸人はいますか?
濱家 昨年のM-1チャンピオンの、とろサーモン久保田さんです。デビュー当時の仕事が何もないころ、久保田さんも何もなかったし、もちろんお金もなかったですけど、そのころからいろいろご飯に連れて行ってくれて。お笑いのことも話してもらっていました。「漫才はあまり頭で考えすぎずに “人と人” でやれ」と。あんなに “人” 剥き出しでやってる芸人はいないですから。
山内 僕は千鳥のノブさんですね。大阪で活動されていたころから、今もちょいちょい誘ってもらっています。M-1については、「かまいたちが面白いのはわかってるから、もう出んでええて!後輩に譲っておけ~!」と言われましたね。でも、千鳥さんって優勝してないんですよね。「優勝してます」感を出してますけど、千鳥さんなーんにも獲ってないですから(笑)。
――最後に、優勝へ向けての意気込みを!
山内 コントと漫才、両方獲った芸人はいないので、二刀流の大谷翔平選手と同じ。「優勝してトロフィーを持ち帰るので、絶対にギャラ上げろよ」と。(大谷選手は)投手と打者、僕らはコントと漫才ダブルの査定の合算になるのか……どうしはるの? と。
濱家 もう(交渉のときの)返しまで予想してんねや(笑)。
※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送
取材&文/松田優子
写真(c)ABC テレビ