勝つぜM-1「和牛」優勝したら東京ドーム30days公演！

写真(c)ABCテレビ

　初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。

　SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。

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　7組目は「和牛」。今回で4回目の決勝進出で、一昨年、昨年と2年連続の準優勝。今年こそ優勝と周囲の期待も大きい。昨年夏には東京進出も果たし、全国ライブツアーのチケットもプラチナ化。

　実力はもちろん、若手芸人随一の集客力も得た2人が、M-1王者という大きな栄冠も手にすることができるか。

――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちは？

川西賢志郎　素直に嬉しいです。記者会見でも言いましたが、（余裕の進出ではなく）火の車でしたからね。よう走ってくれたなと自分たちでも思います。

水田信二　安堵ですね。何回目でも同じ気持ち。不安もありましたし、決勝に行かないことには話にならないので、まずはよかったなと。

――ほかのファイナリストで意識しているコンビは？

水田　特にいないですね。過去に2回準優勝しているので、他のコンビがどうこうではなく、過去の和牛がライバルです。

川西　かわいくないなー（笑）。ひとつもかわいくない！　そんなバリバリにハードル上げて、視聴者のみなさんはどうやってオレらのネタを見たらええの？

水田　楽しんで見てください。

川西　見れるか！

――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか？

水田　東京ドーム公演30daysを開きたいです。

川西　巨人軍でもやってないやつや（笑）。

水田　プロなのでチケット代はいただきますが、東京ドームさんには30daysパック割引を利かせてもらって。

川西　そんなパックないやろ（笑）。でもそうなると、僕の分の賞金もそれに使うことになりますね。

――「座右の銘」はありますか？

水田　「ウケは大事やけど、ウケるよりもおもしろいを」が2人の座右の銘ですね。

川西　そうみたいです（笑）。ネタ作りにおいて、そこは他のコンビより狭く絞ってやっているところかもしれません。

水田　このボケ台詞を入れたらおもしろいけど、この漫才の登場人物はこういうセリフは言わないな、おかしいなと思ったら入れない。

川西　話をこういう方向に持っていったらおもしろいけど、この感じなんかどこかで見たことあるなと思ったらやらない。

水田　そういうこだわりが誰よりも強いと思います。

――特にお世話になっている先輩芸人は誰ですか？

水田　一緒に決勝に進んだスーパーマラドーナの武智さんです。あの人がまだバイトをしている頃から、バイト代で飲みに連れていってもらっていました。恩返しじゃないですけど、「ありがとうございました！」と叩きつぶしたいですね。

川西　つぶし方が悪い！　遺恨が残るわ！　去年の夏に大阪から東京に移ったんですが、飲みに連れて行ってもらうのは千鳥のノブさんや銀シャリの橋本さん。大阪のころからお世話になっている先輩方ですね。でも正直、あまり飲みに行けてないです。それもこれもM-1があるから。

水田　僕はM-1が始まったら、漫才師とは飲みに行かなくなりますね。みんなライバルなので、熱い話をしてやる気を出されたら困るので。敗退したら誘うようにしています。

川西　チャンピオンになったらそういうこと考えなくてよくなるからね。

――最後に、優勝へ向けての意気込みを！

水田　ここから4連覇を目指します。

川西　4回って……1回だって優勝するのが難しいことは知ってるでしょ？

水田　でも1回優勝したらポンポーンと行けるかもよ。

川西　まずは目の前のM-1 2018をしっかり優勝できるようにがんばります。決勝までのあと数日、あがきます。

※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日（日）18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送

取材＆文／松田優子