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小沢仁志のグルメ談義「広東麺の『味変』が最高だよ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.19 16:00 最終更新日:2019.05.19 16:00
俳優の小沢仁志は、意外なほどの「町中華」通。なかでも、広東麺には目がないという。
「近所の中華屋でアルバイトをしてさ、最初の店はまだ中坊だったから皿洗い。次は10代終わりくらいで、出前持ちをやった。やっぱ、まかないで広東麺にハマったのかな。
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当時から見よう見まねで、中華鍋を振って、作ったりもしたよ。その店の広東麺も旨かったんだ。俺にとっちゃ感慨深いメニューなの」
以来、あんかけ系にはうるさいという。
「広東麺はさ、餡のとろみがスープに溶け合っていき、徐々に“味変”が楽しめるじゃない。あの感じが最高なのよ。ロケ弁にも中華丼くらいあるが、あれはたいていダメだよな(笑)。
広東麺でベストの店は、前に住んでいた中野富士見町の尚ちゃんラーメンだね。なかなかあの味は出せない。秘訣はオイスターソースなのかと思えば、そうでもない。白菜なんかを短時間で油通しするでしょ。そのタイミングが絶妙なんだよ」
いったいどこまで中華好きなんだ!
小沢のそんなこだわりは手料理でも。自宅で理想の八宝菜の調理に試行錯誤するかと思えば、カレーを寸胴鍋で長時間かけて作ったりもする。
「量をいっぱい作らないと旨くならないんだよ。豚バラブロックを丸々3日煮込むところから始め、それを取り出して切って、また鍋に入れる。玉ねぎも人参も溶けてなくなってるね。ルーも4~5種類混ぜて使う。
『カレーを作るぞ』ってインスタに上げるじゃない。そうすると、みんながタッパー持ってもらいに来るもん。俺は味見しているうち、1食は食った勘定になるし、そのころには飽きてるけどな(笑)」
6月29日公開の新作映画『デリバリー』の舞台は、宅配ピザ店。客のどんな注文にでも応えるピザ店が、とんでもないトラブルに巻き込まれていく「出前『流血アクション』映画」だ。本作でも強面を発揮する小沢だが、こんなグルメ談義をしていると、出前持ちをしていた少年の面差しになる。
取材・文/鈴木隆祐