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山田純大、週2で通うビストロで明かす「父・杉良太郎」の言葉

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.05 06:00 最終更新日:2020.01.15 20:29

山田純大、週2で通うビストロで明かす「父・杉良太郎」の言葉

弁護士事務所でバイトしていた、ハワイでの高校時代

 

 2009年には初の親子共演舞台『新版 拝領妻始末』に立った。当時、2人は雑誌で対談している(『週刊朝日』2009年6月5日号)。父が息子に投げかけた言葉は厳しかった。

 

《血を吐いてのたうち回って、もう死んでもいいっていうくらいの表現をしないと、お客さんは来ない。それだけの体力と精神力をお前、持ってるのか?》

 

 その問いは、ずっと胸の内にある。

 

「親が有名人だろうが、それだけで続けていけるほど、この世界は甘くはない」

 

 2013年には『命のビザを繋いだ男 小辻節三とユダヤ難民』(NHK出版)で、ノンフィクション作家としてもデビューした。

 

「杉原千畝の『命のビザ』によって、リトアニアから日本に多くのユダヤ難民が逃れてきました。しかし、そのビザで、ユダヤ難民に許された滞在期間はわずか10日間。強制送還が迫る彼らを救おうと東奔西走したのが、小辻節三でした。

 

 杉原は知られていますが、小辻のことはほとんど誰も知らない。多くの人に彼のことを知ってほしいと思ったのです」

 

 父と同じ、俳優という職業を選び、22年間、模索しながらやってきた。前出の親子対談では、長い沈黙のあと、こう答えている。

 

《今は何も言わずに、とにかくやるだけです。言葉にすると薄っぺらくなるような気がするから、返事はしたくないですね》

 

 2016年春、元女優の田京恵さんと結婚。2人が授かった女の子は、もうすぐ3歳になる。

 

「自分が、子供の写真を人に見せたりするなんて、想像できませんでした。父が、孫の前では、“おじいちゃん” の顔になることも(笑)」

 

――いま、父から同じ問いを突きつけられたら?
 山田は答えることなく、幸せそうに微笑んだ。


やまだじゅんだい
1973年生まれ 東京都出身 ハワイの中学、高校を経て米ぺパーダイン大学国際関係学部卒。1997年、NHK連続テレビ小説『あぐり』でテレビデビュー。『水戸黄門』(TBS系、2001年~2003年)、『男たちの大和/YAMATO』(佐藤純彌監督、2005年)、『西郷どん』(NHK、2018年)、『白い巨塔』(テレビ朝日系、2019年)など、テレビ、映画の出演作多数

 

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(週刊FLASH 2019年12月17日号)

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