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一緒に遊んでわが子を天才に!「子供を賢くするおもちゃ」10
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.16 11:00 最終更新日:2020.06.16 11:00
休日には、家にいる子供とおもちゃで遊んでみては? ただ遊ぶのではなく、子供の才能も育てられますよ!
将棋界で数々の最年少記録を更新してきた高校生棋士・藤井聡太七段(17)。彼が3歳のころから遊んでいたのが、スイス生まれのおもちゃ「cuboro(キュボロ)」だ。
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キュボロは、溝や穴のある立方体を組み合わせて、上から落としたビー玉が、ゴールまで転がるように道を作る立体パズル。ビー玉が穴を通るときの“見えない道”を考える過程で、論理的思考や空間を把握する力が求められる。
脳科学者で脳神経外科医の大井クリニック院長・大井静雄氏は、こう分析する。
「藤井七段の場合、遊びを通して、右脳が担う空間認知力が鍛えられたのでは。盤上の状況を把握し、最適な一手を指すには、そうした力も必要です。
藤井七段のような右利きの方は、一般的に左脳が発達しやすいといわれますが、幼少期の遊びで右脳を発達させたことが、現在の活躍を支えているのでしょう」
世界中の遊び道具を取り扱う「ボーネルンド」の広報担当・村上裕子さんに、おもちゃで学ぶメリットを聞いた。
「抽象的な物事を、『遊び』という具体的な体験で学べる点で、優れています。たとえば『マグ・フォーマー』なら、言葉や絵では理解しにくい図形について、さわりながら理解できます。『三角形は四角形より尖っている』と体感することで、覚えが早くなるのです。頭と同時に体を使い、遊び自体も楽しめます」
時代を反映した、新しいおもちゃも登場している。その一例が、2020年度から小学校で必修化された、プログラミング教育に対応した、クルマやロボットなど。操作を通し、論理的思考を含めた、プログラミングの基本を学ぶ。
また、アートを学ぶおもちゃもトレンドのひとつだ。たとえば「次世代パズル OVOV」は、自由に形を作り出せることから、子供の芸術的な才能を伸ばせそう、と評判だ。前出の大井先生も注目する。
「色合いを考えさせながら、3次元のオブジェを創造する点がユニーク。大人が遊んでも、空間認知力を強化できると考えられます。とくに建築関係など空間認知と関連する仕事に関わる人にとっては、脳トレとしても役立つのではないでしょうか」
イマドキのおもちゃは、大人にも十分効くのだ。以下で、名作から最新作まで、脳に効くおもちゃを一挙紹介!
【子供を賢くするおもちゃ10】
●「キュボロ スタンダード」キュボロ社/4万1800円
天才棋士・藤井聡太七段が、わずか3歳で夢中になった立体パズル。
●「マグ・フォーマー ベーシックセット 30ピース」ボーネルンド/7260円
正三角形と正方形のピースをつなぎ合わせて、図形遊びを楽しむ。磁石が入っていて簡単につなげられるので、子供の手でもストレスフリー。正三角形を2個つなげれば平行四辺形、4つ組み合わせれば三角錐など、図形を覚えるのに最適。
「小学校の授業で図形の定義を習うとき、これを経験していると、のみ込みがスムーズだと評判です」(メーカー担当者)
●「フォロ[MR-9107]」イーケイジャパン/4180円
赤外線レーダーを搭載したロボットを、115ものパーツから組み立てる。ギアボックスの組み立てなど緻密な作業も含まれ、論理的な思考だけでなく、子供の集中力が試される。出来上がったロボットは、前方の動くものを追跡したり、目を光らせて感情を表現したり。
「なかには、改造をして楽しんでいる大人の方もいらっしゃるようです」(メーカー担当者)