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47都道府県「おらが村の偉人伝」静岡県・石川倉次

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.30 20:00 最終更新日:2020.06.30 20:00

47都道府県「おらが村の偉人伝」静岡県・石川倉次

石川倉次(写真・筑波大学附属視覚特別支援学校資料室)

 

 コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、静岡県

 

【静岡県】石川倉次(くらじ)

 

 

 静岡県の偉人は、石川倉次。「6点点字」の日本語での表記法を完成し、“日本点字の父” と呼ばれる教育家だ。

 

 1859年に井上藩士の子として浜松で生まれた石川は、小学校教師を経て1886年に東京盲唖学校助教諭となった。そして1890年に、フランスのブライユ考案の6点点字を日本語の五十音に翻案し、日本点字を完成。全国各地の盲学校をまわって、これを広めた。

 

 この6点点字の方式は、現在に至るまで使われ続けている。また、1904年には石川式点字タイプライターを考案し、目の見えない人々を助けた。


(週刊FLASH 2020年5月26日号)

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