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47都道府県「おらが村の偉人伝」徳島県・大塚武三郎
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.15 20:00 最終更新日:2020.07.15 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、徳島県。
【徳島県】大塚武三郎(ぶざぶろう)
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大塚武三郎は、ポカリスエットやオロナミンCで知られる、大塚グループの発祥企業である「大塚製薬工業部」の創業者だ。
1891年、徳島県で生まれた大塚は、海軍での兵役を通して製薬技術を学び、1921年、鳴門市に従業員わずか10人で「大塚製薬工業部」を設立した。
おもに薬の原料を生産していたが、戦後はリンゲル液の生産を開始。1946年に、息子の大塚正士に経営権を譲渡した。その後、大塚製薬はオロナイン軟膏をはじめとする数々のヒット商品を生み出し、大塚は1967年度の長者番付で、全国第1位となった。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年6月2日号)