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47都道府県「おらが村の偉人伝」佐賀県・佐野常民
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.19 20:00 最終更新日:2020.07.19 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、佐賀県。
【佐賀県】佐野常民
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佐野常民は、「日本赤十字社」を創設した政治家だ。1822年に、佐賀藩士の五男として生まれた佐野は、大坂や江戸などで蘭学・医学を修めた。
1867年のパリ万国博覧会には佐賀藩の団長として、6年後のウィーン万国博覧会には博覧会事務局副総裁として渡欧。そこで、赤十字社の存在を知る。
1877年に西南戦争が勃発すると、その惨状に心を痛めた佐野は「博愛社」を創設し、敵味方の区別なく負傷者を救護した。これが日本の赤十字事業の始まりで、10年後、博愛社は日本赤十字社となり、佐野は社長に就任した。
写真・日本赤十字社
(週刊FLASH 2020年6月2日号)