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【食堂のおばちゃんの人生相談】40歳・会社員のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.20 11:00 最終更新日:2020.07.20 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/中堅ハチ公さん(40)会社員】
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世は猫ブームだが、私は生来の犬好きで、猫は見ているだけで、かゆくなる(苦笑)。しかし、最近犬派は肩身が狭い。犬派と猫派が共存できる、よい方法はないものか。
【山口先生のお答え】
犬と猫、両方飼えば良いんですよ。犬も猫も飼ってみないと、本当の可愛さがわかりませんから。
我家は私が子供の頃からずっと猫を飼っていたのですが、小学校2年から高校1年まで犬も飼っていました。兄が通り掛かりの人からもらった(押しつけられた)犬で、とても賢い可愛い犬でした。犬は初めてで、最初は恐る恐るでしたが、すぐに大好きになりました。
犬は頭が良いので、ある程度人間の言葉がわかるんですね。だから、性格が良いですよ。忍耐力もありますしね。猫はバカだから言葉はわかりませんが、雰囲気を察します。そして自由気ままで勝手放題に振る舞っているようで、やはり飼い主さんを愛し、頼って生きています。
我家はその後、犬を飼う機会がないまま猫と共にやってきましたが、時々あの犬のことを思い出します。今ならもっと快適な環境で飼ってあげられたのに、申し訳ない気持ちになったりします。
皆さん。犬も猫も、飼った以上は最後まで責任を持って可愛がって下さいね。ペットが頼れるのは飼い主さんだけなんですから。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中