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いま熱い「駅そば」のハイテク調理/京王線・万葉そば
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.21 16:00 最終更新日:2020.07.21 16:00
駅ナカの発達、ファストフード店やコンビニエンスストアの増加……旧態依然では、運営が難しくなっている駅そば。チェーン店は無機質で、没個性で、つまらない。そんな誤解は、これからお見せするなかの一杯でも食べれば、消えてなくなるはず。情熱と創意工夫に満ちた「個性派チェーン」を、ご紹介!
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近年、駅そば業界では人手不足が悩みのタネ。現状、ロボットの生産能力は1時間あたり40食ほど。まだまだ従業員一人ぶんに届かないレベルだが、今後、未来の駅そば店の救世主となる可能性を秘めている。
押出式製麺機を導入した京王系列の「万葉そば」は、“ハイテク路線” を突き進む。
押出式製麺機とは、穴の開いた金属容器に麺の生地を入れて圧縮することで、ところてんのように麺が押し出される機械だ。製麺してすぐに茹でるので、従来の駅そばではなかなか実現できなかった “打ちたて” を味わえるのだ。
●万葉そば(京王)
・実食店舗/エミオ保谷店(西武鉄道池袋線保谷駅改札外)
・店データ/
京王系のチェーンだが、西武池袋線の保谷駅にも出店。押出製麺により、香り高いそばを提供。オリジナルメニューが多いことも、人気の一因になっている。
・これが美味い!/カレーつけ蕎麦(680円)
冷たいそばに、温かいカレーつけつゆ。打ちたてが楽しめる。カレーには和出汁を利かせてあり、ナス天やゆで玉子など、具だくさんだ。麺を中盛り(無料)にすれば、満腹必至!
取材&文・鈴木弘毅
道の駅、日帰り温泉なども研究。最新刊は『台湾 “駅弁&駅麺” 食べつくし紀行』(イカロス出版)
※価格は取材店舗のもので、すべて税込みです
(週刊FLASH 2020年7月14日号)