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【食堂のおばちゃんの人生相談】46歳・自営業のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.14 11:00 最終更新日:2020.08.14 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/匿名希望(46)自営業】
 私の家の前は、近隣のゴミ集積所になっている。半年ほど前、ある住人が深夜にゴミを出しているのを見かけて注意したら、それ以来、異臭を放つ汚物まみれの袋が定期的に出るようになり、困っている。この嫌がらせを避ける方法は?

 

 

【山口先生のお答え】
 おお、ご近所トラブル! それはさぞお困りでしょう。お悩みを伺う限り、その住人は明らかに異常です。異常な人に正当なことを言っても理解されないばかりか、逆恨みされて嫌がらせはエスカレートするばかりです。

 

 中には殺人事件にまで発展したケースもあり、問題は深刻です。一番良いのは引っ越しすることですが、多分無理ですよね。

 

 あなたの家の前がゴミ集積所になったのは、町会、もしくは市か区が決めたわけでしょう? それなら役所に事情を訴えて、集積場所を移転してくれるよう交渉してみては如何ですか?

 

 嫌がらせがあるのはゴミ収集日とわかっているなら、多少お金はかかりますが、その日限定で調査機関を頼むことをお勧めします。写真付きで住人の異常な行動を記録し、証拠を揃えて役所に訴えた方が、説得力が増しますよ。

 

 のらりくらりと責任逃れをして埒があかない時は「役所の管理責任を問うて訴える」と脅かしてやりなさい。ゴミ集積所がその住人の家の前に移転したら、万々歳ですね。


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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